TEAC LS-30
¥15,800(1台、1969年頃)
解説
三重菱格子を採用したスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
低歪率再生を目標に、ダイアフラム、エッジ、ダンパなどの材質や形状を追求し、foの低いロングトラベル・ウーファーとなっており、歪のない低音再生を図っています。
高域にはマイラーダイアフラムを採用したホーン型トゥイーターを採用しています。
また、高域用にレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーはユニット間の相互干渉を考慮したレイアウトとし、さらに前面に三重菱格子を採用しています。
この格子はトゥイーターの音場を乱さないために格子の窓が大きく開けられており、その中心にトゥイーターを配置することで格子による高音域の回折などを抑えています。
また、格子を構成しているユニットの太さを変える事で、格子自体の共振をダンプしており、格子の共振でスピーカーの音質に悪影響を与えるのを防いでいます。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:ホーン型 |
再生周波数帯域 | 40Hz~20000Hz |
クロスオーバー周波数 | 5000Hz、6dB/oct、レベル調整付 |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力 | 30W |
出力音圧レベル | 100dB/oct |
外形寸法 | 幅294x高さ455x奥行250mm |
重量 | 7.5kg |