
TEAC W-880RX
¥99,800(1985年頃)
解説
両デッキにクイックリバース機構を採用したダブルカセットデッキ。
クイックリバース機構には赤外線センサーによる高速・高精度リバースメカニズムを採用しており、リバースモードによる倍速ダビングが可能です。
ノイズリダクションシステムとして、ドルビーBタイプとCタイプに加えてdbxNRを搭載しています。
また、各NRに対応したデコードコピーを搭載しています。
A.F.S(Automatic Frequency Shift)を搭載しています。
この機能は倍速ダビング時に基本周波数を自動的に2倍値に移行するもので、定速時に設定したイコライジング値でそのまま倍速ダビングが可能です。また、High/Normalのマニュアルシフトスイッチも装備しています。
選曲機能としてCPSを搭載しており、最大19曲まで飛越選曲が可能です。
また、CSDを搭載しており、テープ頭からの一発選曲(最大19曲)が行なえます。
PGMを搭載しており、最大19曲のランダムメモリーが可能です。
イントロチェック機能を搭載しており、各曲の頭を15秒ずつ再生できます。
また、ICMD機能により、イントロチェック中の曲を記憶できます。
ブランクスキャンを装備しています。
デッキ1/2間の連続録音・再生が可能です。
デッキ1→2連続留守録や、デッキ2台同時の留守録が行えます。
CPS、CDS、PGM、イントロチェック、ICMDはデッキ1のみとなっています。CDS、PGMICMDはダビング対応しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
ヘッド | 録再:ハードパーマロイヘッドx1 消去:ダブルギャップフェライトx1 ※デッキ1/2とも |
テープ速度 | 4.8cm/s、9.5cm/s |
駆動モーター | キャプスタン用:DCサーボモーターx1 リール用:DCモーターx1 ※デッキ1/2とも |
ワウ・フラッター | 0.05%(Wrms) ±0.1%(W.Peak、EIAJ) |
早巻時間 | 約120秒(C-60テープ) |
周波数特性(総合) | メタルテープ:25Hz~19kHz(-20VU) |
S/N比 | NR off:59dB(WTD、3%THDレベル) Dolby B in:69dB(5kHz) Dolby C in:78dB(1kHz) dbx in:91dB(1kHz) |
ダイナミックレンジ | 110dB(dbx in、1kHz、ピークレベル) |
入力感度/インピーダンス | Line:60mV/50kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.3V/50kΩ以上 Headphone:8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 21W |
外形寸法 | 幅435x高さ120x奥行288mm |
重量 | 6.5kg |