
TEAC V-9 Chameleon
¥59,800(1980年発売)
解説
色で音を表わす新ピークメーターを搭載したステレオカセットデッキ。
ピークレベルメーターとしてSound Chromatographを搭載しています。
レベルの高い音は赤、低い音は青で、青から赤まで6色が点滅して確認できる設計となっています。検出回路応答時間は20msecで+7dB以上の音で赤が点灯します。また、メタルポジションでは+11dB以上で赤が点灯します。
メカニズム部には3モーターメカニズムを採用しており、テープ駆動用に2モーター、オペレーション用に1モーターが割り当てられています。
従来のカセットデッキで使用されていたソレノイドを使用しておらず、動作音が最小に抑えられると共に3S(ソフト、スムーズ、サイレント)を実現しています。
録音ボリュームにはスライド式を採用しています。
一方を操作すると他方も正確に連動し、単独で片方だけを動かすことも可能です。
専用にプログラミングされたICによるフルロジックオペレーションを採用しています。
これによりソフトタッチでの操作を可能にすると共に操作系の精度と安定性を向上させています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーNRシステムを内蔵しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しており、別売りタイマーを組み合わせる事で留守録音や目覚まし再生が行なえます。
録再ヘッドには高硬度パーマロイヘッドを採用しています。
押している間のみ機能するRec Mute機能を装備しています。
自照式インジケーターを搭載しており、Rec/Rec Mute/Pauseが一目で確認できます。
メカニカルカウンターを搭載しており、テープの走行距離が確認できます。
メタルテープに対応したテープセレクターを搭載しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
ヘッド | 2(録再ヘッドx1、消去ヘッドx1) |
使用テープ | C-30~C-90 |
テープ速度 | 4.8cm/s |
モーター | キャプスタン用:電子制御DCモーター リール用:DCモーター メカニズム用:DCモーター |
駆動方式 | シングルキャプスタン |
ワウ・フラッター | 0.04%(Wrms) |
早巻時間 | 90秒以内(C-60テープ) |
周波数特性 | 30Hz~19kHz(メタルテープ) 30Hz~18kHz(Co(CrO2)テープ) 30Hz~16kHz(ノーマルテープ) |
総合SN比 | 60dB(3%歪レベル、聴感補正) Dolby Systemにより、録音、再生において1kHzで5dB、5kHz以下で10dB改善 |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.25mV/-72dB/200Ω以上適合 Line:60mV/50kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.3V/50kΩ以上 Headphone:8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 30W |
外形寸法 | 幅410x高さ111x奥行265mm |
重量 | 5.5kg |