オーディオの足跡

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T-3572の画像
 解説 

T-3572シリーズ(T-3572-1、T-3572-2)

有線放送および業務用BGMなどの用途のために開発された業務用テープ再生機。

T-3572-1は2トラックモノラルのプログラム送り出し用として開発されたもので、高忠実度、高信頼性を重視した設計がされています。
また、T-3572-2は4トラックステレオのプログラム送り出し用として開発されたものです。

ヘッド部には摩耗の極めて少ない高性能フェライトヘッドを採用しています。

長時間連続使用を配慮した設計となっています。

モーターシャフトの摩耗や焼付を防ぐため、停止時にキャプスタン軸の回転が同時に停止する機構を備えています。

最大26形までのリールが使用できます。

テープカウンターを搭載しており、テープ走行料が確認できます。

箔センシング方式による半自動頭出し機構を備えています。
また、箔センシング方式によって往復自動再生(リピート再生)が可能です。

起動と一時停止のリモート・コントロールが可能です。


T-3572Rシリーズ(T-3572-1R、T-3572-2R)

T-3572RシリーズはT-3572-1またはT-3572-2を2台とT-0101S型コントロールユニット1台をBTS5号ラックに組み込み、24時間連続して放送ができるようにした完全自動装置です。
長時間の無人放送に必要な各種安全機能を備えています。

テープ再生機2台が交互に連続動作することで長期にわたって安定した性能が得られます。

送り出し中のテープ再生機(No1)がテープの切断トラブルなどでストップしても、待機中のもう1台の再生機(No2)が自動的にスタートし、放送の続行ができます。

No1機の再生機がテープ再生を終了した場合、待機中のNo2機の再生機がスタンバイされていなくても、No1の再生機は再び往復再生をはじめます。

プログラム送り出し中に停電もすくは誤って電源を遮断しても、復電後に送り出し中の再生機は自動的に再スタートします。



T-0101S

T-0101SはT-3572-1/T-3572-2テープ再生機に接続して使用することを目的に設計された相互コントロールユニットです。

機種の定格
型式 テーププレイヤー
<T-3572-1、T-3572-2の仕様>
<定格>
トラック形式 T-3572-1:2トラックモノラル
T-3572-2:4トラック2チャンネルステレオ
使用リール 26、17及び12形
使用テープ 6mm幅
テープスピード 19cm/sおよび9.5cm/s
再生周波数範囲 19cm/s:40Hz~15kHz
9.5cm/s:50Hz~10kHz
出力負荷インピーダンス -10kΩ(不平衡)
出力レベル 0dB(VU計が0VU指針の時)
イコライザー NAB規格に準ずる
<性能>
スピード偏差 19cm/s:±0.5%
9.5cm/s:±0.5%
ワウ・フラッター 19cm/s:0.08%
9.5cm/s:0.12%
早送り・巻戻し時間 26形(760m)リールにて約90秒以下
テープの起動・停止時間 正常演奏に対して1秒以下
再生周波数特性 19cm/s:40Hz~15kHz ±3dB(50Hz~12kHz ±2dB)
9.5cm/s:50Hz~10kHz ±3dB(80Hz~7kHz ±2dB)
SN比 50dB以上(規準レベルに対して)
歪率 1%以下(規準レベルに於いて)
クロストーク 40dB以上(1kHz)
<その他>
電源 単相交流100V、50Hz/60Hz
消費電力 約130VA
使用 連続可能
外形寸法 幅445x高さ425x奥行204mm
重量 約24kg
<T-3572-1R、T-3572-2Rの構成>
テープ再生機 T-3572-1R:T-3572-1x2
T-3572-2R:T-3572-2x2
相互コントロールユニット T-0101S使用
ラック JIS 5号ラック使用
外形寸法 幅570x高さ1,375x奥行400mm
重量 約86kg
<T-0101Sの仕様>
相互コントロール装置 リレー方式
停電復活後自動再起動装置 リレー方式
相互コントロール動作時間 約0.5秒以内
停電対策回路保持時間 約5秒以上の停電に対しては時間制限無し
ヘッドホン出力 0dB、10kΩ以上(不平衡)
電源 単相交流100/117V、50Hz/60Hz
使用 24時間連続
外形寸法 幅482x高さ98x奥行150mm
重量 約3.5kg