
TEAC RW-800
¥69,000(2000年頃)
解説
多彩な機能を搭載したCDレコーダー。
リハーサル機能を搭載しており、シンクロ録音時の録音開始ポイントやオートトラックによるトラックの切り替りポイントがディスクに書き込まれる前に確認・調整できます。
No Disc状態や再生専用ディスクが挿入されている場合でもリハーサル動作が可能となっています。
デジタル入力とアナログ入力のミキシングが可能です。さらに、マイクミキシングも可能なL/R独立マイク入力端子を搭載しています。
ミキシングはデジタル領域で行われるため、音質の劣化を抑えてバランス調整や音量調整ができます。
デジタルダイレクト機能を搭載しており、サンプリングレートコンバーターをスルーし、さらにCDなど44.1kHzのデジタル入力をデジタルボリュームを介することなくダイレクト録音できます。
これによりHDCDなどのオリジナルデータを損なわずに録音できます。
DA/AD変換部には24ビットAD/DAコンバーターを搭載しています。
サンプリングレートコンバーターを搭載しており、CD/BS放送やDATなどのCDと異なるサンプリング周波数のソースやピッチコントロールのかかったデジタル信号が入力された場合、それぞれのサンプリング周波数を44.11kHzに自動変換して録音します。
4倍速ファイナライズ機能を搭載しており、ファイナライズ時間を短縮しています。
また、ERASEやREFRESH時も同様な処理が可能です。
デジタルRECボリュームを搭載しています。
このボリュームではアナログ信号をデジタル信号に変換したあとに録音レベルの調整を行うため、アナログ入力でもデジタル領域で調整が行えます。
調整幅は-∞~+18dBとなります。
曲数指定モードを搭載しており、指定した曲数を録音すると自動的に録音を終了できます。
合計99曲までの指定が可能です。
ソースによって使い分けが可能な3種類のトラックマーク機能を搭載しています。
オートトラック・インクリメント(デジタル)はデジタル信号で曲の変わり目を検出した場合に自動的に曲番を付けることができます。
オートトラック・インクリメント(サウンドレベル)ではアナログ入力で2秒以上続けて無音状態(サウンドレベルで設定したレベル以下)になったあとに次の曲が始まった場合、自動的に曲番変更します。サウンドレベルは-24dB~-72dB、6dB間隔9ステップで変更することができます。
マニュアルトラック・インクリメントでは録音中に好きな場所で曲番を付けることができます。オートトラック録音中も操作が可能です。
モニター機能を搭載しており、リモコンによる操作で録音するソースのモニターが可能です。
フェード時間の任意の設定ができるフェードイン/フェードアウト録音機能を搭載しています。
1~24秒で1秒間隔で設定できます。
Rec Mute機能を搭載しています。
通常/シャッフル/プログラムの3種類の再生モードや1曲/全曲のリピート再生が可能です。
アナログ/デジタルの両方に対応したシンクロ録音機能を搭載しています。
カセットデッキやアナログプレイヤーなどのアナログ音源やCDプレイヤー、MDデッキとのシンクロ録音が可能です。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDレコーダー |
記録メディア | CD-R-DA/CD-RW-DA |
入力サンプリング周波数 | 32kHz~48kHz |
録音サンプリング周波数 | 44.1kHz |
周波数特性 | 再生時:20Hz~20kHz ±0.5dB 記録時:20Hz~20kHz ±1dB |
S/N比 | 再生時:97dB以上 記録時:92dB以上 |
ダイナミックレンジ | 再生時:94dB以上 記録時:92dB以上 |
全高調波歪率 | 再生時:0.004%以下 記録時:0.005%以下 |
ワウフラッター | 測定限界以下 |
ライン出力レベル | 2Vrms(±0.4Vrms) |
入力端子 | デジタル:TOSx1、RCAx1 アナログ:RCAx1、マイクx1(L/Mono、R) |
出力端子 | デジタル:TOSx1、RCAx1 アナログ:RCAx1、ヘッドホンx1 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 27W |
外形寸法 | 幅435x高さ102x奥行312mm |
重量 | 5.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |