TEAC R-9
¥150,000(1994年発売)
解説
プロ用のTASCAMの技術を受け継ぎ、シャトルダイアルを搭載したデジタルオーディオテープデッキ。
すばやく的確なサーチを可能にするシャトルダイアルを搭載しています。
シャトルダイアルは1倍~16倍の任意のスピードで音を聴きながらサーチすることが可能です。
さらに、任意のポイントへのロケート機能を搭載しています。テープの現在位置を取り込む方法だけでなく、DATAダイアルを使った数値入力も可能です。
また、プログラムナンバー指定によるダイレクトサーチも可能です。
1ビット方式のAD/DAコンバーターをL/R独立して搭載し、高度なリニアリティを実現しています。
サンプリング周波数は32kHzと44.1kHz、48kHzに対応し、32kHzによるロングプレイモードを備えているので、120分テープを使って最長4時間の連続録音・再生が可能です。
スタートIDの自動記録検出レベルを5段階(-48dB/-54dB/-60dB/-66dB/-72dB)からセレクトでき、ソースの状態に応じた設定を可能にしています。
また、5フレーム単位でスタートIDとスキップIDの位置が微調節できるポジション機能も搭載しています。
きめ細かな入力レベル調節ができるL/R独立のアナログ入力レベルコントロールを搭載しています。
また、マニュアル/リファレンス切り替えスイッチを装備しており、リファレンスポジションではフロントパネルのレベルコントロール・ポットの位置に関わらず規定レベルでの入力となり、スタジオなどの固定システムの中での使用に威力を発揮します。
1秒間のピークホールド機能で視認性を高めた大型17セグメント・ピーク・メーターを搭載しています。
ABSタイム、PGMタイム、REMAINタイムの3通りのカウンター表示が可能です。
ワンタッチで自動的に4秒間の無音録音をするRec Muteボタンを搭載しています。
選局後にポーズ待機するスタンバイ機能搭載。
レベルコントロール付ヘッドフォン端子搭載。
最大50曲のランダムプログラム機能を備えたワイヤレス・リモコンを搭載しています。
機種の定格
型式 | 回転ヘッド方式デジタルオーディオ・テープデッキ |
テープスピード | 8.15mm/sec(SP、再生時は12,225mm/secにも対応) 4.075mm/sec(LP) |
量子化ビット数 | 16ビット直線 |
サンプリング周波数 | 48kHz:再生/録音(デジタル、アナログ) 44.1kHz:再生/録音(デジタル、アナログ) 32kHz(SP):再生/録音(デジタルのみ) 32kHz(LP):再生/録音(デジタル、アナログ) |
周波数特性 | SP:10Hz~20000Hz、±0.5dB LP:10Hz~14500Hz、±0.5dB |
S/N | 92dB以上 |
ダイナミックレンジ | 93dB以上 |
全高調波歪率 | SP:0.004%以下(1kHz) LP:0.07%以下(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 85dB以上 |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%)以下 |
アナログ入力 | RCA:1系統(500mV/50kΩ) |
デジタル入力 | 同軸:1系統(RCA) 光:1系統(TOS) |
アナログ出力 | RCA:1系統 |
デジタル出力 | 同軸:1系統(RCA) |
Phone端子 | 1系統 |
電源 | 100V、AC 50Hz/60Hz |
消費電力 | 28W |
外形寸法 | 幅442x高さ155.5x奥行355mm |
重量 | 9.3kg |