TEAC MD-10
¥95,000(1997年頃)
解説
サンプリングレートコンバーターを搭載したMDデッキ。
CD以外のデジタルソースに対応するためサンプリングレートコンバーターを搭載しており、32kHzや48kHzのソースを44.1kHzに自動変換します。変換の中枢部にはエソテリックのD/AコンバーターD-30で搭載されたDSRLLと同じLSIを採用しており、ジッターを低減しています。
原理的にゼロクロス歪が発生しない1ビットD/A・A/Dコンバーターを搭載しています。
デジタルレベルコントロールを搭載しており、ジョグダイヤルの操作によってデジタル録音時も-6dB~+6dBのレベル調整が可能です。
DOS/Vパソコン用106日本語キーボードが接続できるPS2端子を搭載しています。
光(TOS)入力端子をフロントパネルにも装備しています。
デジタルオートフェーダーを搭載しており、デジタル録音時に任意に設定した時間でオートフェードイン/フェードアウトができます。フェードインタイムは3/6/9/12/15/18/21/24秒、フェードアウトタイムは6/9/12/15/18/21/24/27秒の設定が可能です。
多機能ジョグダイヤルによって操作性を向上させています。
曲を分割できるDIVIDE、不要部分を消去するERASE、順番を並び替えるMOVE、曲と曲をつなげるCOMBINEなどの編集機能を搭載しています。
サウンドシンクロ録音機能を搭載しており、接続したCDプレイヤーやカセットデッキなどの再生スタートに合わせて自動的に録音開始することができます。また、再生が終了すると録音も一時停止状態になります。
FLディスプレイを搭載しています。
ディスプレイに日時を表示できるため、録音の際に日時をディスクに記録することが可能です。
フロントパネルにはアルミ無垢を採用しています。また、メインシャーシには剛性を高めたスチールボード製のものを採用しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
再生方式 | 非接触光学式 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
チャンネル数 | 44.1kHz |
録音・再生時間 | 最長74分 |
周波数特性 | 10Hz~20kHz ±0.5dB |
S/N比(再生時) | 98dB以上(EIAJ) |
入力端子 | アナログRCA:1系統 デジタルRCA:1系統 TOS:2系統 |
出力端子 | アナログRCA:1系統 デジタルTOS:1系統 |
出力レベル | 2Vrms |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 25W |
外径寸法 | 幅442x高さ100x奥行363mm |
重量 | 6.8kg |
付属 | リモコン RC-628 |