TEAC f-370
¥52,800(1979年頃)
解説
自動選曲機構を装備すると共にメタルテープへの対応を図ったカセットデッキ。
メタルテープの性能を発揮する機構を装備する事で対応を図っています。
特にヘッドやアンプ回路を徹底的にチェックし、ダイナミックレンジの広いメタルテープへの対応を図っています。
自動選曲機構としてCPS(Computomatic Program System)を搭載しています。
これはテープに録音された曲の中から1曲を指定して再生する機構で、早送りボタンとプレイボタンを両方押すとサーチが開始され、指定された曲のポジションにくると自動的に再生モードに入ります。
メモリー機構を装備しており、メモリーストップやメモリープレイが可能です。
遅延回路付きのタイマー録音・再生機構を装備しています。
市販のオーディオタイマーで時刻をセットする事で留守録音が可能です。また、曲のはじめからスムーズに立ち上がるようにPower-onから数秒後にスタートする遅延回路を装備しています。
Rec Mute機能を装備しています。
大型入力ボリュームを装備しており、微妙な録音レベルセットが確実に行えます。
ノイズリダクションシステムとして、ドルビーシステムを搭載しています。
マイク/ライン入力切換機能を装備しており、ライン入力のダイナミックレンジを拡げます。
窓が広いカセットホルダーを採用する事で見やすさを改善しています。
別売りオプションとしてラックハンドルがありました。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
ヘッド | 2ヘッド 録再ヘッド:HDパーマロイヘッド |
使用テープ | C-30~C-90 |
駆動モーター | ブリッジサーボDCモーターx1 |
駆動方式 | シングルキャプスタン |
ワウ・フラッター | 0.06%(Wrms) |
早巻時間 | 100秒以内(C-60テープ) |
周波数特性(総合) | コバルトテープ:30Hz~17kHz |
S/N比 | 55dB(3%歪レベル、WTD) |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.25mV/-72dB/200Ω以上適合 Line:60mV/50kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.3V/50kΩ以上 Headphone:8Ω |
録音バイアス切換 | 3段 |
録音イコライザー切換 | 3段 |
外形寸法 | 幅410x高さ142x奥行300mm |
重量 | 6.0kg |
別売 | ラックハンドル AH-40(¥2,500) |