TEAC F-1
¥800,000(1976年頃)
解説
水晶制御メカニズムを採用したテープデッキ。
右側のメインキャプスタンをクォーツロックされたダイレクトドライブモーターで直接駆動しています。これにより温度・電圧・周波数などの変化に対しても影響を受けずに正確な回転数を保っています。
録音バイアスの安定度を保つため、水晶振動子の周波数を使用しています。
テンションサーボの検出部に水晶の安定度を買う長しており、テープに対して常に正常な設定値のテンションを与えています。
クロック回路を持つ同期型LSIロジックコントロールを採用しており、正確なメカニズム動作を実現しています。
電磁ブレーキとメカニカルブレーキによるストップボタンを採用しています。
メカニズム部にはデュアルキャプスタン方式を採用しており、2組のキャプスタンとピンチローラーがテープをしっかり挟んで駆動しています。
コンプリートテンションサーボ機構を搭載しており、テープテンションを一定に保っています。
取り付け精度を高めた高硬度パーマロイ製の準固定ヘッドを採用しています。
NAB/BTSイコライザー切換機構を搭載しています。
フルトラック消去ヘッドを採用しています。
L/R同一型録音モードスイッチを搭載しています。
OSC内蔵のバイアス・イコライザー調整機構を搭載しています。
CALポジション付きのテープモニタースイッチを搭載しています。
分秒表示のLEDリニアカウンターを搭載しています。
±6%可変ができるピッチコントロール機能を搭載しています。
dbxユニットRX-10が接続できます。
機種の定格
型式 | テープデッキ |
トラック形式 | 2トラック・2チャンネル |
ヘッド | 消去、録音、再生(3ヘッド) |
リール | 26形(10号)および17形(7号) |
テープ速度 | 38/19cm |
モーター | キャプスタン:クォーツロックACサーボモーター リール:エディカレントモーター |
ワウフラッター | 38cm:0.02%(WRMS) 19cm:0.04%(WRMS) |
周波数特性(総合) | 38cm:30Hz~20kHz ±2dB(0VU) 19cm:30Hz~20kHz ±2dB(-10VU) |
SN比(総合) | NAB:63dB(3%歪レベル、WTD) BTS:65dB(3%歪レベル、WTD) |
歪率(総合) | 0.8%(規準レベル) |
ステレオセパレーション | 50dB(1kHz) |
入力 | Mic:0.25mV/-72dB/適合インピーダンス200Ω以上 Line:60mV/50kΩ |
出力 | Line:0.45V/負荷インピーダンス10kΩ以上 Headphone:8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | - |
外形寸法 | トランスポート部:幅550x高さ450x奥行320mm アンプ部:幅550x高さ190x奥行330mm |
重量 | トランスポート部:40kg アンプ部:10kg |
別売 | dbxシステム RX-10(¥78,000) リモートコントローラー RC-1(¥10,500) |