TEAC A-410
¥69,800(1976年頃)
解説
ワンタッチで無信号録音ができるRec Mute機能を搭載したカセットデッキ。
Rec Mute機能を内蔵しています。このボタンを押すと、ランプが点灯し、押している間だけ無信号録音になり、不要な部分をカットしたり曲間のタイミングをとることができます。
市販のタイマーを組み合わせることでタイマー録音/再生が可能です。
電源が入ってから、メカが安定状態になる数秒後にデッキがスタートする遅延回路を搭載しており、曲の始めから素早く立ち上がります。また、待機中はピンチローラーやアイドラーが離れているため、メカニズムやテープに無理な負担がかかりません。
VUメーターで追従できない瞬時の過大入力を警告するLEDピークレベルインジケーターを搭載しています。
A-410はイジェクトレバーを押すとカセットホルダーが前面に押し出される設計となっています。このため、簡単にカバーを取り外しでき、クリーニングや消磁が行えます。
テープが巻き終ると自動的にメカニズムが解除されるオートストップ機構を搭載しており、リール台に設けられたリングマグネットとリードスイッチの働きで電子的にテープの巻き終わりを検出してメカニズムを解除します。
マイクジャック連動のモノ/ステレオ切換え機能を搭載しています。
マイクをモノラル録音する場合に、Lチャンネルのマイク端子を使用すると、信号が自動的に両チャンネルに振り分けられ、簡単にモノラル録音ができます。
バイアス/イコライザー独立切換機構を搭載しています。
メモリーカウンターを搭載しています。
メカニズム部にはFGサーボDCモーターを採用しています。
テープヒスを減少させるドルビーシステムを搭載しています。
アウトプットボリュームを搭載しています。
ライン入力のダイナミックレンジを改善するマイク/ライン入力切換えスイッチを搭載しています。
ヘッドには耐摩耗性に優れたHDフェライトヘッドを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
ヘッド構成 | 消去、録音/再生 |
使用テープ | C-60、C-90タイプ |
モーター | FGサーボDCモーター |
ワウ・フラッター | 0.08% |
早巻時間 | 90秒以内(C-60テープ) |
周波数特性 | 30Hz~16kHz(クロームテープ) 30Hz~13kHz(ハイファイテープ) |
SN比 | 57dB(3%THDレベル、WTD) Dolby時改善量:5dB(1kHz)、10dB(5kHz以上) |
入力感度/インピーダンス | ライン:60mV/50kΩ マイク:0.25mV/-72dB/600Ω以上 |
出力レベル/インピーダンス | ライン:0.775V/50kΩ以上 ヘッドホン:8Ω |
外形寸法 | 幅410x高さ167x奥行252mm |
重量 | 8kg |