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TEAC AN-50
¥14,800(1971年頃)
解説
ティアックのカセットデッキ用に開発されたドルビーユニット。
ドルビーユニットをドルビーシステム非搭載のデッキに接続する事でドルビーシステムの効果が得られます。
ドルビーシステムでは入力信号のレベルによって圧縮-伸長処理を行う事で、テープのヒスノイズを低減する事が可能です。動作は特にノイズが聴感上気になりやすい中音以上に対して行っています。
このドルビーシステムによってS/N比の改善を実現しています。
ドルビーレベルをセットする発振器を内蔵しており、再生出力が0VUで0.78V(0.775V)または0.3Vのデッキでは簡単な接続によってドルビー録音の効果が得られます。
ティアック以外のカセットデッキを使用する場合、出力インピーダンスの関係で組み合わせて使用できないものがありました。
(当時は販売店やティアック営業所、本社サービスで対応していました。)
機種の定格
型式 | ドルビーBタイプノイズリダクションシステム |
周波数特性 | 20Hz~12kHz ±2dB |
S/N比改善度 | 10kHz:10dB 1kHz:5dB over all:6dB(聴感補正Bカーブ) |
入力感度 | To tape deck output High:0.78V Low:0.3V Line:0.1V |
入力インピーダンス | To tape deck output:10kΩ Line:30kΩ |
出力 | To tape deck input:0.3V Line:0.58V |
歪率 | 0.5%以下 |
マルチプレックスフィルター | 19kHz:-25dB以上 |
S/N比 | 60dB以上 |
チャンネルセパレーション | 50dB以上 |
オシレーター周波数 | 400Hz |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 2W |
外形寸法 | 幅140x高さ87x奥行255mm |
重量 | 1.2kg |