TANNOY SENSYS DC2
¥80,000(1台、2003年7月発売)
解説
デュアルコンセントリック(同軸2ウェイ)とワイドバンド・トゥイーターを搭載したセンシス・デュアル・コンセントリック・シリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。
低域には7inchコーン型ウーファーを搭載しています。振動板には、タンノイ独自のマルチファイバー・ペーパーコーンを採用しており、低域出力に対するレスポンスに優れているため、質感を向上させています。
中高域には7inch同軸ユニットを搭載しており、ウーファーとホーン・トゥイーターを同軸上に組み合せた構造により、スピーカーの理想である点音源化を図っています。
ウーファー部は軽量化と剛性を両立させ、過渡特性を高めるため、ペーパーコーンに数種のファイバーを混入して高圧縮加工し、低域の質感を向上させています。また、トゥイーター部は位相特性に優れたテクノウェーブガイド(TW)を採用し、超精密成形のウェーブガイドにより正確な球面波を作り出すことで、より伸びのある中高域再生を実現しています。
超高域用にはスーパートゥイーターST-50と同等のクオリティを誇る肉厚アルミダイキャストボディを採用した1inchドーム型スーパートゥイーターをエンクロージャー上部に独立して搭載しています。
チタニウムダイアフラムとネオジウムマグネットにより、純度の高い高域再生を図ってます。
バイワイヤリング接続に対応しており、端子には酸化による接触抵抗の増大を防ぐ金メッキ処理が施されています。
エンクロージャーには15mm厚のパーティクルボードを採用しています。
さらに、フロントバッフルは無用な音の反射を抑えるためにクロス張りを採用しています。
機種の定格
| 方式 | 4ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型 ・防磁型 |
| 使用ユニット | 低域用:7inchコーン型 中高域用:7inch同軸型(7inchコーン+ホーン) 超高域用:1inchドーム型 |
| 周波数特性 | 34Hz~51kHz -6dB |
| 能率 | 89dB/W/m(1kHz) |
| 連続許容入力 | 125W(RMS) |
| 最大許容入力 | 375W(瞬間) |
| 入力インピーダンス | 8Ω |
| クロスオーバー周波数 | 250Hz、1.8kHz、16kHz |
| 内容積 | 36L |
| 外形寸法 | 幅210x高さ966x奥行293mm 突起部含む奥行:298mm |
| 重量 | 17.0kg |