オーディオの足跡

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G.R.F.の画像
 解説 

1974年に生産が終了したG.R.F.のエンクロージャーを1976年にティアックが国産化し、英国タンノイ社の厳密な品質審査により製造ライセンスを取得して復活させたモデル。

ユニットにはAutographと同様に15inch(38cm)口径の同軸型2ウェイユニットであるHPD385Aを搭載しています。
このユニットはコーン型ウーファーとホーン型トゥイーターを1個のマグネットで挟み、同軸上に組合わせた構造となっています。このため、ウーファーとトゥイーターのユニットから放射された音が同じ点で合成されるため、分解能や定位感が優れる利点を持っています。

G.R.F.のエンクロージャーは、オートグラフの性能をそのままに小型化が測られており、フロントホーンが省略された構造となっています。
また、バックロードのホーン長はオートグラフより若干長めに設計されてます。

クロスオーバーネットワークはロールオフとエナジーの2種類の調整が可能となっています。
ロールオフ調整は、5kHz以上の高い周波数を4段階に減衰でき、エナジー調整は1kHzから20kHzまでのトゥイターのレベル全体を5段階に増減できます。それぞれの調整つまみはLEVELの位置がノーマルポジションとなっています。
このネットワークには厳選した部品を用いており、低損失の無極性コンデンサーと、容量が大きく精度が高い抵抗やコイルを使用し、信頼性の高いファイバーグラスのプリント基板に組み立てられています。

機種の定格
方式 2ウェイ・1スピーカー・オールホーン方式・コーナー型
使用ユニット 全帯域用:15inch(38cm)同軸2ウェイ(HPD385A)
インピーダンス
外形寸法 幅988x高さ1160x奥行664mm