TANNOY Eaton
¥80,000(1台、1976年頃)
解説
HPD295Aを用いたブックシェルフ型スピーカーシステム。
ユニットには25cm同軸型ユニットであるHPD295Aを搭載しています。
このユニットはタンノイ独自のデュアル・コンセントリックユニットで、ダイレクト・ラジエーターのウーファーとホーンロードのトゥイーターを一個の強力なマグネットを挟んで同軸上に組み合わせた構造となっています。そして、ウーファーとトゥイーターの2個のユニットから別々に放射された音が同じ点で合成されるため、音像の分解能や定位感に優れ、自然な音場を再現できるという利点を持っています。
HPD295AはHPD295の改良型で、ネットワーク回路の一部変更されており、入力端子板も独立しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
外観はウォルナット、チーク、アッシュの3色のバリエーションがありました。また、前面のグリルはブラウンとサンドの2色のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 全帯域用:25cm同軸型(HPD295A) |
許容入力 | 50W |
公称インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20kHz |
出力音圧レベル(新JIS) | 87.5dB/W |
クロスオーバー周波数 | 1kHz(12dB/oct) |
外形寸法 | 幅350x高さ520x奥行250mm |
重量 | 14kg |