
TANNOY Dimension12
¥650,000(1台、2000年頃)
解説
Dimensionシリーズの最上位モデルとして開発されたフロア型スピーカーシステム。
スピーカーユニットには新開発の30cm(12インチ)同軸型ユニットを採用しています。
ウーファー部の振動板には複数種のファイバーを混入したペーパーコーンを採用しており、軽量化と剛性を両立させ過渡特性を向上しています。
ツィーター部にはホーン型ツィーターを採用しており、精密成型のテクノウェーブガイドによる正確な球面波によってクリアな高域再生を可能にしています。
超高域には2.5cm(1インチ)ドーム型スーパーツィーターを搭載しています。
振動板にはチタニウムダイアフラムを採用し、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。また、スーパーツィーターのボディには肉厚のアルミ削り出しを採用しています。
エンクロージャーはバスレフ方式を採用しており、背面にツインバスレフポートを設けています。
全体の構造は天板と底板、両側面を不並行構造とする事で内部共振による音の汚れを排除しています。また、天板にはチェリーの無垢板を使用しています。
ユニット周囲のバッフル面にはブラックベルベット仕上げが施されており、音の反射が及ぼす音場感への悪影響を抑えるとともにインテリア性を高めています。
脚部はコーナースパイクを採用しており、低域の解像度を高めています。
フロント脚にはアルミと鉄、リア脚には鉄スパイク(フットベース付属)を採用しています。
入力端子はバイアンプやバイワイヤリングに対応した大型入力端子を採用しています。
また、アース端子も装備しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型 |
使用ユニット | 低域~高域用:30cm(12インチ)同軸型(コーン型+ホーン型) 超高域用:2.5cm(1インチ)ドーム型 |
周波数特性 | 30Hz~54kHz 100kHz -6dB |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 92dB/W/m(1kHz) |
連続許容入力 | 180W(RMS) |
最大許容入力 | 675W(瞬間) |
クロスオーバー周波数 | 1.1kHz、12kHz |
内容積 | 100リットル |
エンクロージャー仕上げ | チェリー無垢材(天板) 樺材、ポリッシュドアルミ合金(フロントサイド) |
外形寸法 | 幅440x高さ1,210x奥行440mm |
重量 | 49kg |