TANNOY Berkeley mkII(DC386)
¥200,000(1台、1980年前半頃)
¥240,000(1台、1980年後半価格改定)
解説
Berkeley mkIIのユニットをDC386に変更したスピーカーシステム。
Berkeleyの由来は、ブリストル湾に注ぐセヴァーン川にそって景観を展開するバークレイの谷に因んでつけられています。
ユニットには従来のHPDユニットをベースに磁気回路が強化された38cm(15inch)口径の同軸型2ウェイユニットであるDC386ユニットを採用しています。
ウーファー部のコーン紙は独自の独自のもので特殊ハードコーン(ガード・アコースティック・リインフォースド・コーン)を使用しており、さらにボイスコイルは連続的な大入力による温度上昇に耐える処理がされています。
また、トゥイーター部は軽量硬質アルミニウム合金ダイアフラム、アルミニウム線のボイスコイルで構成されています。
エンクロージャーはArden mkIIをひとまわり小型化した形状で、国際的なデザイナーであり、イギリス王立工業デザイナー協会のメンバーでもある、ジャックハウと、TANNOYの音響技術陣とが共同で設計したデザインとなっています。
構造は、内部に補強を施したバスレフ型で、2本のダクトにより重低音の再生を図っています。
付属のクロスオーバーネットワークを使用することで音質補正が可能です。
エンクロージャーの仕上げはウォルナットとチークの2種類があり、フロントグリルのカラーもブラウンとサンドの2種類がありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 全帯域用:38cm同軸型2ウェイ(DC386) |
周波数特性 | 35Hz~20kHz |
公称インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 85W(連続プログラム) |
出力音圧レベル | 91.5dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 1kHz(12dB/oct) |
外形寸法 | 幅540x高さ840x奥行310mm |
重量 | 32kg |