オーディオの足跡

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Balmoralの画像
 解説 

バークレイmkIIの後継機にあたるフロア型スピーカーシステム。

ユニットには30cm同軸型ユニットである3128を搭載しています。
このユニットはタンノイ独自のデュアル・コンセントリック・ユニットで、中心部にあるホーントゥイーターの幾何学的延長がウーファーのコーン紙となっており、2ウェイ方式でありながらシングルコーンスピーカーと同様に音が一点から放射します。

フロントバッフルに取り付けられているクロスオーバーネットワークではロールオフとエナジーの二種類の調整が可能です。
ロールオフ調整は5kHz以上の高い周波数を+3dBから-6dBの範囲で4段階に増減でき、エナジー調整は1kHzから20kHzまでのトゥイーターのレベル全体を±6dBの範囲で5段階に増減できます。

エンクロージャーはバークレイから変更されており、背を高くして奥行きを深くすることでエンクロージャー内部での反射音が干渉するのを弱めて音の濁りを低減しています。また、エンクロージャーの横幅を狭くしたことと共にユニットの取付位置をリスナーの耳の高さに合わせ、中域の指向性を改善しています。
さらに、タンノイ独自のビチューメンパネル(硬質共振防止剤)をエンクロージャー内部の5面に多数取付けており、中低域の音の粒立ちを改善しています。
また、外観はウォルナット仕上げが施されています。

ブラウンのフロントグリルはスピーカーユニット、コントロールネットワーク、ポートが3分割されたデザインとなっています。

機種の定格
方式 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 全帯域用:30cm同軸型(3128)
許容入力 100W連続(50Hz~1kHz)
350Wピーク(1kHz~20kHz)
出力音圧レベル 110dB/100W/1m(40Hz~20kHz)
115.5dB/350Wピーク/1m
公称インピーダンス 8Ω(5.5Ω最小)
再生周波数帯域 32Hz~20kHz ±3dB
第三高調波歪率 0.5%以下(85dB SPL、70Hz~20kHz)
1.5%以下(100dB SPL、70Hz~20kHz)
5.0%以下(110dB SPL、150Hz~20kHz)
クロスオーバー周波数 1.2kHz(12dB/oct)
コントロールネットワーク 1kHz~20kHz(±6dB/oct、5ポジション)
5kHz~20kHz(+3dB~-6dB/oct、4ポジション)
内容積 125リットル
外形寸法 幅416x高さ930x奥行455mm(脚部含む)
重量 37kg