オーディオの足跡

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Arundelの画像
 解説 

アーデンmkIIの後継機にあたるフロア型スピーカーシステム。

ユニットには38cm同軸型ユニットである3839を搭載しています。
このユニットはタンノイ独自のデュアル・コンセントリック・ユニットで、中心部にあるホーントゥイーターの幾何学的延長がウーファーのコーン紙となっており、2ウェイ方式でありながらシングルコーンスピーカーと同様に音が一点から放射します。

フロントバッフルに取り付けられているクロスオーバーネットワークではロールオフとエナジーの二種類の調整が可能です。
ロールオフ調整は5kHz以上の高い周波数を+3dBから-6dBの範囲で4段階に増減でき、エナジー調整は1kHzから20kHzまでのトゥイーターのレベル全体を±6dBの範囲で5段階に増減できます。

エンクロージャーはアーデンから変更されており、背を高くして奥行きを深くすることでエンクロージャー内部での反射音が干渉するのを弱めて音の濁りを低減しています。また、エンクロージャーの横幅を狭くしたことと共にユニットの取付位置をリスナーの耳の高さに合わせ、中域の指向性を改善しています。
さらに、タンノイ独自のビチューメンパネル(硬質共振防止剤)をエンクロージャー内部の5面に多数取付けており、中低域の音の粒立ちを改善しています。
また、外観はウォルナット仕上げが施されています。

ブラウンのフロントグリルはスピーカーユニット、コントロールネットワーク、ポートが3分割されたデザインとなっています。

機種の定格
方式 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 全帯域用:38cm同軸型(3839)
許容入力 120W連続(50Hz~1kHz)
500Wピーク(1kHz~20kHz)
出力音圧レベル 113dB/120W/1m(40Hz~20kHz)
119dB/500Wピーク/1m
公称インピーダンス 8Ω(5.5Ω最小)
再生周波数帯域 30Hz~20kHz ±3dB
第三高調波歪率 0.5%以下(90dB SPL、40Hz~20kHz)
2.0%以下(110dB SPL、90Hz~20kHz)
5.0%以下(113dB SPL、90Hz~20kHz)
クロスオーバー周波数 1kHz(12dB/oct)
コントロールネットワーク 1kHz~20kHz(±6dB/oct、5ポジション)
5kHz~20kHz(+3dB~-6dB/oct、4ポジション)
内容積 180リットル
外形寸法 幅498x高さ1,000x奥行489mm(脚部含む)
重量 46kg