TANDBERG TCD-3014A
価格不明(1987年頃?)
解説
マイクロプロセッサーコントロール機能を採用したカセットデッキ。
            
            エレクトロニクス部はドルビーIC(B、C)を除いて全てディスクリートで構成されています。
            また、音質に関わる部分にはスチコンやポリプロピレンコンデンサーなどの厳選したパーツを採用しています。
            
            タンバーグ特許のDYNEQ(DYNamic EQualizer)システムを採用しています。
            この方式では録音時の高域のブースト量をコントロールすることによって優れた高域特性を獲得しています。
            
            信号とバイアス電圧を電流に変換する広帯域トランス・コンダクタンス・アンプACTILINEAR
            IIを採用しており、ヘッドに理想的な電流を供給しています。
            
            テープトランスポート部のベースには40トン型押しアルミ材(5mm厚)を使用しています。また、サーボコントロール・4モーターの採用や、8.2cm経と8.4cm経のフライホイールによるクローズドループデュアルキャプスタン方式などによって安定した走行を実現しています。
            
            オシレーター内蔵アジマス調整機構を採用しており、最適高域特性を実現しています。
            
            ヘッド部は独立3ヘッド構成を採用しています。
            
            カウンターはリアルタイム表示となっています。
            
            録音直前の信号レベルが直読できる高精度ピークメーターを搭載しています。
            
            別売りオプションとしてリモコンがありました。
			
機種の定格
| 型式 | カセットデッキ | 
| ワウフラッター | 0.06% | 
| 周波数特性 | 18Hz~23kHz ±1.5dB(Metal IV、-20dB) 18Hz~20kHz ±1.5dB(Type II、-20dB)  | 
                
| SN比 | 74dB以上(Metal IV) | 
| 入力インピーダンス | 150kΩ | 
| 出力 | 固定:700mV 可変:0~4V  | 
                
| 定格消費電力 | 50W | 
| 外形寸法 | 幅435x高さ166x奥行350mm | 
| 重量 | 9.8kg | 
| 別売 | リモコン |