TANDBERG TPA-3016A
価格不明(1987年頃?)
解説
デュアルモノラル構成のステレオパワーアンプ。
電源部には巨大なトロイダル・パワートランスと120,000μFのフィルターコンデンサを左右独立で使用しています。
スピーカー駆動力を高めるとともに2Ω以下の低インピーダンス負荷も可能となっています。
パワー段にはMOS-FETを片チャンネル8個ずつ使用しており100Aにもおよぶ電流供給能力を実現しています。
ドライバー段にはフィードフォワード回路を採用しており、MOS-FETのON抵抗を排除しています。これにより数百kHzまで低出力インピーダンスを確保し、中高域の解像度を向上しています。
アンプ内の温度が60℃以上で動作するオートファンを採用しています。
音質劣化を招く帰還型サーボに代わりサーマルサーボを採用しています。
Zero-NFB回路を採用しており、TIM歪を改善しています。
ポリプロピレンコンデンサや金属皮膜抵抗、金メッキ入出力端子などに厳選されたパーツを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
実効出力(20Hz~20kHz) | 220W+220W(8Ω) |
SN比 | 117dB |
出力インピーダンス | 0.02Ω(20Hz~20kHz) |
ダンピングファクター | 400 |
入力感度 | 100mV(1W、8Ω、1kHz) |
定格消費電力 | 210W~2500W |
外形寸法 | 幅435x高さ221x奥行350mm |
重量 | 28kg |