REVOX PR99
価格不明(1970年代後半頃?)
解説
スチューダールボックスの技術を全て注ぎ込んで開発したオープンリールデッキ。
            
            メカニズム部にはキャプスタン用にFGサーボ・アウターローター型DDモーターを用いた3モーター方式を採用しています。
            また、シャーシは耐久性に優れたダイキャスト製となっています。
            
            操作系には軽いタッチのプッシュボタンによるフルロジック・コントロールを採用しています。
            タイミングの良い電磁ブレーキやエアーダンプされたテンションアームなどの設計により、素早いモードの切替にも確実に対応しています。
            
            3ヘッド構成のヘッドアッセンブリは一体化された大キャスト製となっており、高精度と耐久性を重視した設計となっています。
            
            編集しやすさを重視した設計となっており、分厚いアルミ製のフロントプレートはフラットな形状となっています。
            また、テープ編集時に使用する巻取りリール・ストップや、キューボタンなども装備しています。
            
            信号系の入出力はバランスタイプとなっています。ただし、フロントパネルのマイク入力だけはアンバランスとなっており、オプションでバランスに変えることもできます。
            入出力はそれぞれLR独立でコントロールできますが、キャリブレーションのポジションにすると入出力アンプのゲインが0dB固定となり、他の送り出しアンプなどを併用する使いこなしが可能です。この状態でもヘッドホン出力だけはコントロール可能となっています。
            
            サウンドonサウンド、サウンドwithサウンド、モノラル録再、エコー録音などが可能です。
            
            オプションユニットの追加によりバリアブルスピード可変やリモートコントロールなどが可能です。
			
機種の定格
| 型式 | テープデッキ | ||
| トラック方式 | 2トラック・2チャンネル | ||
| テープ速度 | 19/38cm/sec | ||
| ヘッド構成 | 録音x1 再生x1 消去x1  | 
                ||
| モーター | キャプスタン用:FGサーボAC・DDモーター リール用:ACモーターx2  | 
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| 最大使用リール | 10号 | ||
| 入力(0dB=0.775V) | 
                  
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                ||
| 出力(0dB=0.775V) | 
                  
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                ||
| イコライゼーション | NAB 50・3180μs(19cm38cm) | ||
| 早送り時間 | 約120秒(10号、830mテープ) | ||
| 周波数特性 | 30Hz~20kHz +2 -3dB(19cm) 30Hz~22kHz +2 -3dB(38cm)  | 
                ||
| ワウフラッター | 0.08%以下(19cm) 0.06%以下(38cm)  | 
                ||
| 歪率 | 0.6%以下(19cm/38cm、0VU) 1.5%以下(+6dB)  | 
                ||
| SN比 | 66dB以上(19cm/38cm) | ||
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
| 外形寸法 | - | ||
| 重量 | 18.5kg |