オーディオの足跡

D730の画像
 解説 

1988年に発売したA730をベースに、プロの現場で得られたノウハウをフィードバックするとともに最先端のデジタル技術を導入することでさらなるグレードアップを図ったCDプレイヤー。

メカニズム部には従来のフィリップス製CDM-3からCDM-4プロに変更されています。
CDM-4ではムービングマスの低減を量ることでトラッキング性能を高めており、D730に採用されたものは特別に選別されてチューンナップされたCDM-4プロと呼ばれる特別仕様品となっています。
さらに、メカニズムを保持するサスペンション機構を一新することで有害振動を徹底的に排除し、信号読み取り精度を向上させています。

D/A変換部は従来のマルチビット型から最新の1ビット型ビットストリームDACであるTDA1547に変更しています。これにより一段と滑らかな音質を得ています。また、機構設計や回路設計を重視することで1ビット型の弱点ともいわれる力感の乏しさを改善しています。

CD-Rの再生をTOC書き込み以前でも可能にしています。
これにより空きスペースのあるCD-Rでは追加録音が可能となるため、より柔軟にCD-Rを活用できます。

再生中のディスクのクオリティがリアルタイムで確認できる独自のエラーレート表示機構を搭載しています。

デジタル出力はXLR端子によるAES/EBUとSPDIFを搭載しており、OFFの切換えも可能です。

外部クロックが追加できるクロック入力端子を搭載しています。

アナログ出力はXLR端子によるバランスとRCA端子によるアンバランスを搭載しています。

ディスク120枚までの識別機能と、1枚あたり3個所までのキューイングポイントのメモリー機能を搭載しています。

ダイレクト選曲機能や、分、秒、フレーム単位での時間選曲、キューイングダイアルによるキューイング機構、0.2%ステップで±10%までピッチコントロールできるバリ・スピードなどの豊富な機能を搭載しています。

従来より大型のディスプレイを採用しています。

モニタースピーカーを内蔵しており、ディスクの内容が確認できます。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
チャンネル数 2チャンネル
周波数特性 20Hz~20kHz ±0.1dB
高調波歪率 0.006%以下(20Hz~20kHz)
SN比 100dB以上(リニア)
チャンネルセパレーション 96dB以上(1kHz)
アナログ出力 アンバランス:2V/250Ω
バランス:+15dBu/50Ω(トランス付き)
デジタル出力 トランス付きバランス
AES/EBU、SPDIF切替
メカニズム フィリップス製 CDM-4pro
D/A変換部 ビットストリーム方式
フィリップス製TDA1547(DAC7)
電源電圧 90V~127V、50Hz~60Hz
電源容量 最大50VA
外形寸法 幅320x高さ131x奥行355mm
重量 6.1kg