オーディオの足跡

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B77mkIIの画像
 解説 

B77をさらに磨き上げることで完成度を高めたオープンリールデッキ。

B77mkIIにはタイプ4、タイプ2、タイプHSの3種類のバリエーションがありました。
タイプ4は4トラック・2チャンネル仕様でテープ速度は9.5と19cm/sとなっています。タイプ2は2トラック2チャンネル仕様でテープ速度は9.5と19cm/sとなっており、トラック幅を広げることでダイナミックレンジを拡大しています。また、タイプHSは2トラック2チャンネル仕様でテープ速度が19と38cm/sとなっています。
3タイプの違いはヘッドとテープスピードのみで、基本設計は全て共通となっています。

トランスポート部はダイキャスト製シャーシでしっかりと構成されています。

メカニズム部には3モーター方式を採用しており、キャプスタン用には定評のあるFGサーボ・アウターローター型DDモーターを採用しています。

3ヘッド構成のヘッドアッセンブリはダイキャスト製となっており、高い初期性能を長期にわたって発揮する耐久性を確保しています。

操作部にはフルロジックコントロールを採用しており、スチューダー・ルボックス社が特別に開発した専用LSIによってスピーディで確実な動作を実現しています。

キューボタンやテープカッターを装備しています。

±10%まで可変できるバリアブルテープスピード機構を搭載しています。

エコー録音、光学式テープセンサー、使用リールに合わせたテープテンション切替機構、左右独立のヘッドホン出力コントロールなどを備えています。

機種の定格
型式 テープデッキ
トラック方式 タイプ2、タイプHS:2トラック2チャンネル
タイプ4:4トラック2チャンネル
テープ速度 タイプ2、タイプ4:9.5cms、19cm/s
タイプHS:19cm/s、38cm/s
ヘッド構成 録音x1
再生x1
消去x1
モーター キャプスタン用:FGサーボAC・DDモーター
リール用:ACモーターx2
最大使用リール 10号
入力 Line:40mV/220kΩ
DIN:2.8mV/20kΩ
Mic low:0.15mV/2.2kΩ
Mic high:2.8mV/110kΩ
出力 Line:1.55V/390Ω、1.55V/4.7kΩ
Headphone:最大5.6V
イコライゼーション NAB90・3180μs(9.5cm)
NAB50・3180μs(9.5138cm)
早送り時間 約120秒(10号、830mテープ)
周波数特性 30Hz~16kHz +2 -3dB(9.5cm)
30Hz~20kHz +2 -3dB(19cm)
30Hz~22kHz +2 -3dB(38cm)
ワウフラッター 0.1%以下(9.5cm)
0.08%以下(19cm)
0.06%以下(38cm)
歪率(0VU) 1%以下(9.5cm)
0.6%以下(19cm/38cm)
SN比
タイプ2:

タイプ4:

タイプHS:
64dB以上(9.5cm)
67dB以上(19cm)
60dB以上(9.5cm)
63dB以上(19cm)
67dB以上(19cm)
65dB以上(38cm)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 -
重量 17kg