オーディオの足跡

ELS-8Xの画像
 解説 

1964年に発売されたESS-6Aに数々の改良を加えて開発されたコンデンサー型スピーカーシステム。

振動板にはコンデンサー型を採用しています。
コンデンサー型は振動膜とそれをドライブする固定極で構成されており、振動膜にあらかじめ直流電圧を加え、両側の固定極に片側が+、片側が−になるように高い信号電圧を加えることで反発(+と+)と引き合い(+と−)を起こして振動を生み出しています。
振動膜には極めて薄いポリエステルフィルムが採用されています。

ELS-8Xでは、低域用に4枚、全帯域用に2枚、高域用に2枚の発音ユニットを搭載しています。

コンデンサー型に必要な高電圧の信号はカットコアトランスによって作り出しています。
ここにはELSシリーズ共通の800VAのカットコア・シグナルトランスを採用しています。このトランスはPC-OCCの巻線を使用しており、特性のポリカーボネート製ボビンに丁寧に巻いて仕上げられています。

内部配線にもPC-OCCが採用されています。

ネットワーク回路のハイカット抵抗には大型の高音質特注品を使用しています。また、ドイツ製ポリプロピレン・コンデンサーなどを採用することで、高音質かを図っています。

機種の定格
方式 3ウェイ・8ユニット・コンデンサー型・フロア型
使用ユニット 低域用:コンデンサー型x4
全帯域用:コンデンサー型x2
高域用:コンデンサー型x2
インピーダンス 4Ω以上
再生周波数帯域 35Hz~25kHz
最大入力レベル 200W
出力音圧レベル 79dB(400Hz/2W/1m)
76dB(400Hz/2W/2m)
クロスオーバー周波数 300Hz
消費電力 3.5W(バイアス電源)
外形寸法 幅770x高さ1,900x奥行86mm
脚部奥行:250mm
重量 53kg