オーディオの足跡

PR:Yahoo!オークションで中古オーディオを検索

SR-Σの画像
 解説 

大型ユニットを採用したイヤースピーカー。

イヤースピーカーは振動膜を2枚の固定極で挟み、振動膜にあらかじめ直流電圧を加えた構造となっています。そして、両側の電極のそれぞれにプラスとマイナスの信号が加わると、静電気の力で片側から引っ張られ、もう一方からは反発力を受けて振動膜が動きます。
この構造によって振動膜全体が同時に動作するため薄く軽い振動膜を用いる事が可能となり、ダイナミック型ヘッドホンとは異なる音質を実現しています。

SR-Σシリーズでは大型ユニットを採用すると共にユニットを耳の前方に配置する独特の構造を採用しており、従来のヘッドホンでは得られなった音場の拡がり感を再現しています。

SR-ΣProfessionalはSR-ΣのProfessional版として発売されました。
SR-ΣProfessionalでは振動膜をこれまでの半分の1ミクロン、固定極間のギャップを1,000ミクロンとする事で大振幅時の歪を低減しています。また、配線材にはPC-OCCを採用しています。

SR-ΣProfessionalはプロバイアス(580VDC)で使用する設計となっていますが、ノーマルバイアス(230VDC)でも鳴らすことが可能です。
この場合は音量がやや下がり、音がソフトになります。

機種の定格
型式 ヘッドホン
形式 パノラミックタイプ、プロバイアス、エレクトロスタティック型、プッシュプル方式
周波数特性 30Hz~35kHz
静電容量 122pF(付属コード含む)
インピーダンス 129kΩ(10kHz)
音圧感度 93dB(100Vrms入力、1kHz)
94dB(100Vrms入力、1kHz、別カタログ記載)
最大音圧レベル 110dB(400Hz)
成極電圧 580V/DC(標準)
ケーブル 低容量ケーブル、2.5m6芯平行(PC-OCC)
重量 510g(本体400g)