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SPENDOR LS3/5a
85,000(1台、1980年代前半頃)
¥70,000(1台、1980年代後半頃)
¥82,000(1台、1993年頃)
¥65,000(1台、1996年頃)
解説
スペンドールがBBCとのライセンス契約のもとに生産したスピーカーシステム。
LS3/5Aは、スペンドールの創始者スペンサー・ヒューズがBBC在籍中の1960年代に基本設計したものに基づき開発されたスピーカーシステムで、移動中継用コンパクトモニターとしてデザインされたものです。
スペンドールのLS3/5Aは現代のトランジスターアンプでも効率よく駆動できるようVCインピーダンスを従来の15Ωから8Ωに変更しており、耐入力も25Wから40Wに変更されています。
ユニットは、低域用に11cmコーン型ウーファーであるB110、高域用に2cmドーム型ツィーターであるT27を搭載しています。これらのユニットはBBCの許容範囲をパスしたものの中から厳選してステレオペアとして特性を揃えたもののみを採用しており、その誤差は全帯域にわたって±0.75dB以内の数値に納められています。
エンクロージャーは高密度の12mm厚カバ材で形成されており、接合部にはブナ材をあてることで強度と密閉度を確保しています。さらに、スピーカーユニットからの背圧に対しては、質量の高いダンピング材で内部の共振を取り除いています。
外観の仕上げはチーク仕上げとなっています。
背面端子は1990年代頃からバイワイヤリング対応に変更されています。
また、80年代のLS3/5aはネットグリルのエンブレムが金色でしたが、90年代に入ってからは黒色に変更されています。
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1993年頃の写真
SANSUI代理店時代(1997年頃)のLS3/5a
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 | ||
年代 | 1980年代前半頃 | 1993年頃 | 1990年代後半頃 |
使用ユニット | 低域用:11cmコーン型(KEF B110) 高域用:2cmドーム型(KEF T27) |
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周波数特性 | 90Hz~20kHz ±3dB | ||
インピーダンス | 8Ω | 11Ω | |
クロスオーバー周波数 | 3.5kHz | ||
出力音圧レベル | 82.5dB/W/m | ||
最大音圧レベル | - | 95dB/1.5m | 93dBA/m |
最大入力 | 40W | ||
ペアーマッチング | ±0.75dB | 1dB | |
バイワイヤリング | 非対応 | 対応 | |
外形寸法 | 幅185x高さ300x奥行160mm | 幅190x高さ305x奥行165mm | |
重量 | 5.3kg | 4.9kg |