オーディオの足跡

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SSP-01/SSU-01の画像
 解説 

スピーカー能率補正機能を備えたスピーカー切替システム。

プリアンプユニットSSP-01とセレクターユニットSSU-01で構成されています。
ソース機器からの接続をSSP-01に行い、パワーアンプを介してSSU-01に接続します。そして、SSP-01とSSU-01の間を接続ケーブルでつなぎます。これにより能率補正機能を持つスピーカーセレクターとして使用することが可能です。
また、通常は3組のスピーカー切替のみですが、SSU-01を増設することで6組のスピーカー切替も可能となっています。
手持ちのプリアンプを使用する際はプリアンプとパワーアンプの間にSSP-01を接続して使用します。

能率補正機能を搭載しており、能率の異なるスピーカーを等しい音圧レベルで再生できます。
選択したスピーカーに応じてプリアンプのゲインを予め設定しておき、補正値に調整して仕様します。これにより、能率の差に影響されずにスピーカーの音色や表現の違いを楽しむことが可能です。

SSU-01のスイッチ部にはパワーMOS-FETを採用しています。これにより低オン抵抗を実現しています。また、半導体スイッチを使用することで経年変化を極小に抑えています。
さらにスイッチは両切タイプとなっており、BTLアンプに対応しています。
スイッチ素子の許容最大電流は180Aとなっています。

電源オフ時にスピーカー入力端子にダミー負荷を接続することで真空管アンプ開放動作を防いでいます。
プリアンプユニットSSP-01は4入力ラインアンプとなっています。

SSP-01の回路はアナログスイッチとTI社のオペアンプで入力切替を行い、その後TI社のPCA2310で音量調整を行った後にオペアンプのバッファーを通して出力する構成となっています。
バッファアンプにはLME49720によるバッファを入れており、音量調整の際にも音質が変わらないように配慮しています。

SSP-01とSSU-01の接続にはストレートLANケーブル(UTPケーブル)を使用しています。
付属ケーブルは5mですが最大15mまで使用が可能です。

リモコンが付属しており、プリアンプ部とスピーカー切替部の操作が可能です。

機種の定格
型式 プリアンプ/セレクター
<SSP-01の仕様>
入力端子 4系統、ラインレベル、アンバランス
周波数特性 5Hz~150kHz +0 -3dB
全高調波歪率 0.005%typ(20Hz~20kHz)
S/N比(IHF-A) 105dB
最大出力レベル 8Vrms(THD+N=0.1%時)
ゲイン 最大22dB
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 6W
外形寸法 幅231x高さ81x奥行187mm
重量 約1.4kg
<SSU-01の仕様>
切替数 Normal:3
Expand:6
オン抵抗 12mΩtyp(入力-出力端子間)
最大印加電圧/電力 30Vrms/100W(8Ω)、200W(4Ω)
最大電流 180A(スイッチ素子)
電源 DC15V、100mA(SSP-01から供給)
外形寸法 幅222x高さ86x奥行175mm
重量 約2.2kg
<その他>
付属 リモコン
接続ケーブル(5m) 電源ケーブル
別売 増設セレクターユニット SSU-01(¥45,000)