Sophisonant Audio SSP-01/SSU-01
¥100,000(1セット、2014年発売)
解説
スピーカー能率補正機能を備えたスピーカー切替システム。
プリアンプユニットSSP-01とセレクターユニットSSU-01で構成されています。
ソース機器からの接続をSSP-01に行い、パワーアンプを介してSSU-01に接続します。そして、SSP-01とSSU-01の間を接続ケーブルでつなぎます。これにより能率補正機能を持つスピーカーセレクターとして使用することが可能です。
また、通常は3組のスピーカー切替のみですが、SSU-01を増設することで6組のスピーカー切替も可能となっています。
手持ちのプリアンプを使用する際はプリアンプとパワーアンプの間にSSP-01を接続して使用します。
能率補正機能を搭載しており、能率の異なるスピーカーを等しい音圧レベルで再生できます。
選択したスピーカーに応じてプリアンプのゲインを予め設定しておき、補正値に調整して仕様します。これにより、能率の差に影響されずにスピーカーの音色や表現の違いを楽しむことが可能です。
SSU-01のスイッチ部にはパワーMOS-FETを採用しています。これにより低オン抵抗を実現しています。また、半導体スイッチを使用することで経年変化を極小に抑えています。
さらにスイッチは両切タイプとなっており、BTLアンプに対応しています。
スイッチ素子の許容最大電流は180Aとなっています。
電源オフ時にスピーカー入力端子にダミー負荷を接続することで真空管アンプ開放動作を防いでいます。
プリアンプユニットSSP-01は4入力ラインアンプとなっています。
SSP-01の回路はアナログスイッチとTI社のオペアンプで入力切替を行い、その後TI社のPCA2310で音量調整を行った後にオペアンプのバッファーを通して出力する構成となっています。
バッファアンプにはLME49720によるバッファを入れており、音量調整の際にも音質が変わらないように配慮しています。
SSP-01とSSU-01の接続にはストレートLANケーブル(UTPケーブル)を使用しています。
付属ケーブルは5mですが最大15mまで使用が可能です。
リモコンが付属しており、プリアンプ部とスピーカー切替部の操作が可能です。
機種の定格
型式 | プリアンプ/セレクター |
<SSP-01の仕様> | |
入力端子 | 4系統、ラインレベル、アンバランス |
周波数特性 | 5Hz~150kHz +0 -3dB |
全高調波歪率 | 0.005%typ(20Hz~20kHz) |
S/N比(IHF-A) | 105dB |
最大出力レベル | 8Vrms(THD+N=0.1%時) |
ゲイン | 最大22dB |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 6W |
外形寸法 | 幅231x高さ81x奥行187mm |
重量 | 約1.4kg |
<SSU-01の仕様> | |
切替数 | Normal:3 Expand:6 |
オン抵抗 | 12mΩtyp(入力-出力端子間) |
最大印加電圧/電力 | 30Vrms/100W(8Ω)、200W(4Ω) |
最大電流 | 180A(スイッチ素子) |
電源 | DC15V、100mA(SSP-01から供給) |
外形寸法 | 幅222x高さ86x奥行175mm |
重量 | 約2.2kg |
<その他> | |
付属 | リモコン 接続ケーブル(5m) 電源ケーブル |
別売 | 増設セレクターユニット SSU-01(¥45,000) |