SONY ST-5090
¥34,800(1975年頃)
解説
ST-5070をさらにハイ・コスト・パフォーマンス化したFM/AMチューナー。
高周波増幅回路には接合型FETを使用しています。さらにミキサー回路にもFETを使用しています。
IF部には2素子ワンパッケージされたソリッド・ステート・フィルターを2個使用しています。
MPX回路には密閉されたコイルユニットを採用することで、分離度を高めるとともに、経年変化を抑えています。
AMチューナー部にはトリプルチューンIFTを採用しており、高選択度、高SN比、低歪率を得ています。
FMチューナー部には周波数直線型バリコンを採用しています。
フロントパネルに出力レベルコントロールを搭載しています。
バック照明つきの大型チューニングメーターを採用しています。
NormalとHighの2組の出力端子を搭載しています。
ハイ・ブレンド・スイッチを搭載しています。
ローレンス・オーク仕上げとなっています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| アンテナ端子 | 300Ω平衡型 75Ω不平衡型 |
| 実用感度 | 2.2μV(IHF規格) |
| 感度 | 1.7μV(SN比=30dB) |
| SN比 | 68dB |
| キャプチャーレシオ | 1.5dB |
| 選択度 | 55dB(IHF) |
| イメージ妨害比 | 45dB |
| IF妨害比 | 95dB |
| スプリアス妨害比 | 75dB |
| AM抑圧比 | 45dB(IHF) |
| 周波数特性 | 30Hz~15kHz +1 -3dB |
| 歪率 | mono:0.5%(400Hz、100%変調時) stereo:0.8%(400Hz、メイン45%サブ45%パイロット10%変調時) |
| FMステレオセパレーション | 35dB以上(400Hz) |
| 出力電圧/インピーダンス | Normal出力:750mV/4.5kΩ High出力:1.5V/3.3kΩ |
| <AMチューナー部> | |
| アンテナ | フェライトバーアンテナ 外部アンテナ端子付 |
| 感度 | 48dB/m(バーアンテナ使用時) 100μV(外部アンテナ使用時) |
| S/N比 | 50dB |
| イメージ妨害比 | 45dB(1,000kHz) |
| 歪率 | 0.6% |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 18W |
| 外形寸法 | 幅416x高さ120x奥行284mm |
| 重量 | 4.8kg |