SONY SS-5GX
¥32,000(1台、1978年頃)
解説
Gシリーズと同じポリシーを継承したコンパクトスピーカーシステム。
小型スピーカーでは、ボイスコイル付近の温度は160℃にも達する事があり、長時間パワーをかけるとボイスコイル及びコーン紙との接合部に悪影響を与えます。この問題を解決するため、SS-5GXではヒートパイプをボイスコイル付近から背面のヒートシンクに接続しており、同径の金属棒の数百倍という熱伝導率で放熱しています。
低域には13cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには特殊ゴムエッジを採用しています。また、マグネシウムダイキャストフレームによって機械的共振を低減しています。
高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
ネットワーク部には、線径の太いインダクターや、マイラーコンデンサーを採用しています。
ユニットレイアウトにはプラムインライン方式を採用しており、音源を直線状に統一することで定位や指向特性を向上させています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:13cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 55Hz~20kHz |
出力音圧レベル | 86dB/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
定格最大入力 | 50W |
瞬間最大入力 | 100W |
クロスオーバー周波数 | 1500Hz |
外形寸法 | 幅159x高さ236x奥行212mm |
重量 | 3.8kg |
付属 | スピーカーケーブル2mx1 |