SONY Model103
¥39,800(1962年頃?)
解説
トランジスタラジオを搭載したテープコーダー。
ソニーの高周波用トランジスタを用いたラジオチューナーを搭載しています。
フェライトバーアンテナを内蔵しています。
選局にはマイクロドライブ方式を採用しています。
ラジオを受信した状態でテープを録音すると、放送をそのまま録音する事ができます。
また、スイッチ切替によってラジオを聞きながら録音が可能です。
テープレコーダーの回路初段にはトランジスタを使用しています。
増幅部はプリント配線を採用しており、回路の安定性を高めています。
録音方式には交流バイアス方式を採用しています。
7号テープで最大2時間の録音が可能です。
テープスピードは2種類に対応しており、19cm/sと9.5cm/sの切替が可能です。
ソニー独特のシングルコントロール方式をシア用しており、つまみ一つでテープを操作できます。
録音メーターを搭載しています。
スピーカーで聞きながら録音が可能です。
付属の8ミリ同期装置、ソニームービーシンクを利用する事で、簡単にトーキー映画を作る事ができます。
機種の定格
型式 | テープコーダー |
<テープコーダー部> | |
録音方式 | 交流バイアス方式 |
トラック形式 | 半幅ダブルトラック方式 |
テープ速度 | 19cm/s、9.5cm/s |
使用リール | 最大7号リール |
録音可能時間 | 19cm/s:片側30分、合計1時間 9.5cm/s:片側1時間、合計2時間 ※7号テープ使用時 |
出力 | 最大2.5W |
周波数範囲 | 19cm/s:50Hz~11kHz 9.5cm/s:50Hz~8kHz |
ワウフラッター | 0.3%以内 |
入力ジャック | マイク用、ハイレベル用、各1系統 |
出力ジャック | 外部スピーカー用(8Ω)x1 |
内蔵スピーカー | 全帯域用:10x15cmコーン型(8Ω) |
録音レベル指示 | レベルメーター |
使用半導体・真空管 | 真空管 6AV6x1 6AU6x1 6AR5x1 5MK9x1 トランジスタ 2SD64x1 ダイオード 1T23x1 |
<ラジオチューナー部> | |
回路方式 | 3石スーパーヘテロダイン方式チューナー |
受信周波数範囲 | 535~1605kHz |
アンテナ形式 | 内蔵バーアンテナ 外部アンテナジャック搭載 |
使用半導体 | トランジスタ 2SC73x1 2SC76x1 ダイオード 1T23x1 |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約57W |
外形寸法 | 幅370x高さ170x奥行310mm |
重量 | 約9.5kg(付属品別) |
付属 | マイク F-7B(ダイナミック型) ソニーテープ RY-5 ソニーリール R-5 電源コード ソニー接続コード RK-36 外部アンテナコード キャプスタン及びピンチローラー(50Hzまたは60Hz用 いずれか1組) 接着テープ ムービーシンク MS-85 シリコンクロス |