SONY TC-RX311
オープン価格(1995年発売)
解説
オートキャリブレーション機能を搭載したシングルリバースカセットデッキ。
様々なテープの能力を発揮した録音ができるよう、ボタンひとつでテープに合わせた録音コンディションをセットできるオートキャリブレーション機能を搭載しています。
これにより、録音時のバイアス値を調整するバイアスキャリブレーションと、テープ感度の違いによる録音・再生時のレベル差を調整するレベルキャリブレーションを同時に実効し、使うテープに合わせた録音を手軽に行えます。
ヒスノイズを低減するため、ノイズリダクションにはドルビーB/C NRを搭載しています。
また、録音時にバイアス値を千分の一秒単位できめ細かくコントロールし、高音域のリニアリティを高めるドルビーHX-PROを内蔵してます。
デッキが録音状態、または録音ポーズ状態にあるとき、テープに約4秒間の無音部分を記録し、その分だけテープを送って録音ポーズ状態になるオートスペース付REC
MUTE機能を装備しています。
曲間が微妙に異なる複数枚のCDから一本のテープにダビング編集する場合など、REC
MUTEボタンを押すだけの簡単操作で、曲間の整ったテープ作りが可能です。
現在再生している曲から数えて、前後30曲までの頭出しができるマルチAMS(オートマチックミュージックセンサー)を搭載しています。
片道、1回往復、リピート往復(5往復)の3モード・テープ走行切り替えを搭載しています。
テープの種類(ノーマル、ハイポジション、メタル)を自動判別するオートテープセレクター。
FMエアチェック時のパイロット信号をカットするMPXフィルタースイッチ。
16セグメントFLピークレベルメーター。
リセット/メモリー機能付4桁テープカウンター
ステレオヘッドホン端子
ソニーのAVリモコンでデッキの基本操作ができるワイヤレスリモコン対応となっています。
機種の定格
型式 | オートリバース・カセットデッキ |
トラック型式 | 4トラック2チャンネル |
ヘッド | 録再x1、消去x1 |
モーター | キャプスタン用:DCサーボモーター リール用:DCモーター |
ワウ・フラッター | 0.07%WRMS、±0.13%Wpeak(EIAJ) |
周波数特性 | 30Hz~18kHz(-20dB録音、メタルテープ使用時、EIAJ) |
歪率(EIAJ) | 1.8%(第3次高調波歪率、基準録音レベル250nWb/m、315Hz正弦波、メタルテープ使用時) |
SN比 | 57dB(ドルビーNR OFF、ピークレベル、メタルテープ使用時、EIAJ) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 17W |
外形寸法 | 幅430x高さ123x奥行310mm |
重量 | 3.8kg |