SONY TC-K8B
¥128,000(1976年頃)
解説
カセットデッキ初の新開発、多機能液晶ピークプログラムメーターを搭載したステレオカセットデッキ。
レベルチェックとピーク値ホールドが同時に行える、ダブルインジケーション式液晶ピークプログラムメーターを搭載しています。またピークホールドは、それまでの最大値を指示するManualと、約1.7秒ごとに自動的にリセットするAutoの2通りが設定できます。
録再ヘッドにはF&Fヘッドを採用し、さらに再生アンプをダイレクトカップリングすることで、コンデンサによる音質劣化を排除しています。
キャプスタン用にFGサーボモーターであるグリーンモーター、早巻用にハイトルクモーターを使用しています。
バイアス、イコライザー独立3段切換えテープセレクターを装備しています。
プログラムソースの繰り返し再生に便利なメモリーストップ/プレイ機構を搭載しています。
高域のダイナミックレンジを改善するドルビーNRシステムと、FM放送のパイロット信号をカットするMPXフィルターを搭載しています。
ワンタッチで無音録音ができるRec Mute機構を搭載しています。
編集に便利な後追い録音が可能です。
ライン、マイクミキシングが可能です。
ラインアウト、ヘッドホン独立ボリュームを搭載しています。
フロントラインインジャックを搭載しています。
ソニーリミッターを搭載しています。
オートシャットオフメカニズムを採用しています。
別売りプログラムタイマーを使用することで、連続留守録音や目覚まし再生が可能です。
別売りワイヤードリモコンにより離れた場所からの操作が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル、ステレオ |
バイアス周波数 | 105kHz |
早送り・巻戻し時間 | 約70秒(C-60にて) |
総合S/N | 60dB(Fe-Cr、ピークレベル、ドルビーNR off) 56dB(CrO2、ピークレベル、ドルビーNR off) ドルビーNR on:5dB改善(1kHzにて)、10dB改善(5kHz以上) |
総合歪率 | 1.3% |
周波数特性 (ドルビーNR off) |
20Hz~18kHz/30Hz~16kHz ±3dB(Fe-Cr) 20Hz~17.7kHz/30Hz~15kHz ±3dB(CrO2) 20Hz~15kHz(Normal) |
ワウ・フラッター | 0.045%(WRMS) |
入力端子 | Mic:0.2mV(-72dB)/ローインピーダンスマイク用 Line:0.06V(-22dB)/100kΩ |
出力端子 | Line:0.775V(0dB、100kΩ負荷時) Headphone:8Ω~32Ω |
メーター指示範囲 | -40dB~+5dB |
アタックタイム | 0dBの正弦波が10msec加えられた時の指示:-1dB±0.5dB 0dBの正弦波が3msec加えられた時の指示:-4dB±1dB |
リカバリータイム | 0dBから-20dBに戻る時間:750msec |
表示エレメント | L/Rチャンネル、各64エレメント |
リモートコントロールジャック | 11ピンコネクター |
使用半導体 | トランジスタ:93個 ダイオード:94個 FET:1個 IC:22個 |
電源コンセント | unsitched:1系統、300W |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 26W |
外形寸法 | 幅430x高さ170x奥行310mm |
重量 | 10.8kg |
付属 | 接続コード ヘッドクリーニング棒 |
別売 | ワイヤードリモコン RM-30 |