SONY TC-263D
¥22,800(1960年代半ば頃?)
解説
ステレオ・テープを聞く最も手軽でエコノミカルな手段として開発されたテープデッキ
手持ちのアンプのテープ・ヘッド端子に接続することで楽しめます。
消去・録音・再生にそれぞれ専用のヘッドを用いた3ヘッド構成となっており、録音時の再生モニターが可能です。再生ヘッドにはソニー・2ミクロン・ヘッドを採用しています。
使用スペースや操作法により、垂直位置、水平位置いずれでも動作することが可能です。
また、別売りで専用マウントアクセサリーがあります。
マイクロスイッチによる自動停止装置を内蔵しており、テープを巻き終わった時、自動的に電源が切れます。
テープカウンターを搭載しています。
録音中・再生中に急停止できる急停止レバーを搭載しています。
垂直使用時にテープを抑える専用リール・キャップが付属しています。
※TC-263Dには録音、再生ともプリアンプを内蔵していません。再生にはテープヘッド端子(マグネチック・カートリッジ端子でも可)のついたステレオアンプが必要です。このアンプには入力インピーダンス100kΩ以上、入力感度1.6mV(1kHz)以下のものが必要です。
録音には別売りの専用アンプが必要です。
機種の定格
型式 | ステレオテープデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル |
テープ速度 | 19cm/s、9.5cm/sの2速度 |
使用リール | 最大7号 |
録音可能時間 | 19cm/s:片側45分、往復1.5時間 9.5cm/s:片側1.5時間、往復3時間 ※4トラック・ステレオ スーパー7にて |
ワウ・フラッター | 19cm/s:0.17%RMS以内 9.5cm/s:0.25%RMS以内 |
消去ヘッド | 4トラック・インライン・ステレオ EF18-2902 インピーダンス:7.5Ω(100kHzにて) 消去電流:1A |
録音ヘッド | 4トラック・インライン・ステレオ RP30-2902 インピーダンス:45Ω(1kHz) 録音電流:146μA(1kHz) バイアス電流:4.5mA(100kHz) |
再生ヘッド | 4トラック・インライン・ステレオ PP15-2902 インピーダンス:4.5kΩ(1kHz) |
再生出力電圧 | 1.6mV(アンプ入力インピーダンス100kΩ以上、NAB基準録音レベル再生時) |
入力ジャック | 消去ヘッド:2 録音ヘッド(信号およびバイアス):2 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約20W |
外形寸法 | 幅356x高さ172x奥行279mm |
重量 | 約6.5kg(本体のみ) |
付属 | リール:R-7Ax1 接続コード:平行シールド線(RK-56)x2 ピンプラグx2 ソニーオイル OL-1K:1個 リールキャップ:2個 |
別売 | 専用マウントアクセサリー MB-1(¥2,700) 専用録音アンプ SRA-3(¥25,200) |