SONY SCD-XE600
¥36,000(2004年発売)
解説
マルチチャンネルSACDに対応したSACDプレイヤー。
タイムディレイアジャストメント機能を搭載しており、マルチチャンネルの5.1chアナログ出力時にサラウンドスピーカーとフロントスピーカー間で生じる遅延時間を調整する事でより自然な音場感の再現が可能です。
D/A変換部にはスーパーオーディオD/AコンバーターICを採用しています。
このD/AコンバーターはDSDフィルターとCD用デジタルフィルタ、新方式マルチレベルD/Aコンバーターを1チップ化したものです。
中核となるのはマルチレベルコンバーターで、1chあたり複数個の1ビットD/Aコンバーターで構成し、個々の出力を合算(積算)する事で総合的な出力を得ています。これにより複数のコンバーターで割り振る事で個々のコンバーターでの負担を減らしています。また、同じ出力レベルを得るときに出力がONになっているコンバーターの組み合わせはその都度ランダムに異なっています。こうする事で個々のコンバーターの癖が出るのを防ぎ、歪の平準化を図っています。さらにこの方式では個々のコンバーターに超高速動作を要求しないため、デジタルノイズの発生が抑えられ、アナログオーディオ回路に対して影響を与えにくいというメリットも持っています。
マルチチャンネルマネジメント機能を搭載しています。
CD-R/RWの再生に対応しています。
CD出力用の光デジタル出力端子を装備しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
| 型式 | SACDプレイヤー |
| D/Aコンバーター | スーパーオーディオD/Aコンバーター |
| ピックアップ | ツインレーザーピックアップ |
| サーボ方式 | ハイプレシジョンデジタルサーボ |
| 電源トランス | EIコアトランスx1 |
| メカ配置 | センターメカマウントシステム |
| <SACD再生時> | |
| 再生周波数範囲 | 2Hz~100kHz |
| 周波数特性 | 2Hz~40kHz -3dB |
| ダイナミックレンジ | 100dB以上 |
| 全高調波歪率 | 0.0035%以下 |
| ワウフラッター | 測定限界以下 |
| <CD再生時(JEITA)> | |
| 周波数特性 | 2Hz~20kHz |
| ダイナミックレンジ | 96dB以上 |
| 全高調波歪率 | 0.0039%以下 |
| ワウフラッター | 測定限界値以下 |
| <総合> | |
| デジタル出力 | 光:-18dBm ※CD再生時のみ |
| アナログ出力 | アンバランス:2Vrms |
| 電源 | AC100V 50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 12W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ95x奥行283mm |
| 重量 | 約3.1kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン(RM-SX800) オーディオ接続ケーブル |
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