解説　

マルチチャンネル再生にも対応したSACDプレイヤー。

SACDのステレオ再生に加えてマルチチャンネル再生にも対応しています。

マルチチャンネルマネジメント機能を搭載しており、システムに応じた再生が可能です。
この機能では想定される代表的な8通りのスピーカー環境に対応したセッティングプログラムを内蔵しています。例えば5ch分の小型スピーカーとサブウーファーの組み合わせではSmall+SWモード、センタースピーカー無しの場合はNo-CNTR+SWやNo-CNTRモードなど、使っているシステムの構成に合わせてマルチチャンネルソフトを楽しめます。
さらに、選択したモードをリスニングポジションで聴きながらフロント左右とセンターのバランス、フロントとサラウンドスピーカーの間のバランス、フロントとサブウーファーの間のバランス調整をリモコンで行う事ができます。

D/A変換部には新開発のスーパーオーディオD/AコンバーターICを採用しています。
このICは1ビットタイプのD/Aコンバーターを複数用意し、個々のコンバーターの動作に余裕を持たせてD/A変換にあたる事で歪の平準化とデジタルノイズの発生を抑えています。

電源部には2個のトランスを搭載しており、オーディオ系とデジタル・制御系をトランスから分離する事でオーディオ回路へのデジタルノイズの干渉を抑えています。

フロントパネルにはアルミパネルを採用しています。
また、脚部には偏心インシュレーターを搭載しています。

CD-R/RWの再生が可能です。

光と同軸の2系統のデジタル出力端子を搭載しており、CDのデジタル出力が可能です。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格

型式	SACDプレイヤー
D/Aコンバーター	スーパーオーディオD/Aコンバーター
周波数特性	SACD:2Hz～100kHz CD:2Hz～20kHz
ダイナミックレンジ	SACD:104dB以上 CD:99dB以上(JEITA)
全高調波歪率	SACD:0.0018%以下 CD:0.0020%以下(JEITA)
ワウ・フラッター	測定限界以下(JEITA)
デジタル出力	※CD再生時のみ 光:-18dBm(発光波長660nm) 同軸:0.5Vp-p
アナログ出力レベル	2Vrms
ヘッドホン出力	10mW(32Ω負荷)
機能	SACD/CDテキスト対応 CD-R/RW再生 シャッフルプレイ プログラム再生(32ステップ) タイマープレイ(オートスタート) インデックスサーチ ディスプレイモード ヘッドホン端子(ボリューム付き)
電源	AC100V、50Hz/60Hz
消費電力	22W
外形寸法	幅430x高さ111x奥行283mm
重量	約5.8kg
付属	ワイヤレスリモコン RM-SX700