
SONY SCD-DR1
※受注生産品
¥1,200,000(2004年9月21日発売)
解説
リファレンスモデルとして開発されたSACD/CDプレイヤー。
メカニズム部にはベースユニット・リジッド・メカニズムを採用しています。
このメカニズム部にはリジッドマウント方式を採用しており、光学ピックアップやドライブモーターなどを搭載したベースユニットを強固なシャーシに固定する事で外部からの振動を遮断し、ディスク回転による共振も抑制する事でより高精度な信号読み取りを追求しています。
ディスクのセットには新開発のローディング機構によるトレイローディング方式を採用しています。
この方式ではディスクトレイは水平にボディ内に引き込まれた後、垂直に降下して固定されたベースユニットにディスクをセットします。これによりトップローディング方式に匹敵する振動に強いメカニズムとスムーズな使い勝手を両立させています。
ツインマスタークロックシステムを採用しています。
デジタル出力部とD/A変換部のそれぞれの直近にマスタークロックを配置し、専用のマスタークロックを使用状況に応じて使い分ける事でジッターの発生を最小に抑えています。これにより信号処理の時間軸精度を高め、デジタル出力/アナログ出力ともに優れた高音質化を実現しています。
また、外部入力端子にワードシンクを装備しており、外部クロックを使用することも可能です。
電源部には3個のRコアトランスを採用しており、デジタル系/アナログ系/サーボ系を独立させています。
サーボ系の電圧変動の影響を排除する事でパルス波形の乱れを防ぎ、クリーンなデジタル信号出力を実現しています。また、アナログ信号処理部には電源を通じて侵入するデジタル系/サーボ系の高周波ノイズを遮断しています。
シャーシ構造にはDR/FBシャーシを採用しており、最大15mm厚のアルミ削り出しブロックによるフレームと、ベースユニットを固定するビーム(梁)を組み合わせた構造となっています。
また、使用するパーツを最適に配置すると共に強度や振動対策などを考慮し、横幅を340mmとしています。
デジタル出力端子は、i.Link端子、光、同軸、バランスドデジタルの4系統を装備しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
8cmCDの再生にはアダプターが必要になります。
機種の定格
型式 | SACDプレイヤー |
D/Aコンバーター | スーパーオーディオD/Aコンバーター |
ピックアップ | ツインレーザー |
周波数特性 | SACD:2Hz~50kHz CD:2Hz~20kHz |
ダイナミックレンジ | SACD:110dB以上 CD:100dB以上 |
全高調波歪率 | SACD:0.001%以下 CD:0.0017% |
デジタル出力 | i.LINKx1、光x1、同軸x1、バランスドデジタルx1 |
アナログ出力 | 1系統(ステレオ) |
外部入力 | ワードシンクx1 |
電源トランス | Rコアトランスx3 |
シャーシ構造 | DR/FBシャーシ |
消費電力 | 22W |
外形寸法 | 幅340x高さ140x奥行465mm(最大突起部を含む) |
重量 | 18.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-SR1 |