SONY PSE-2500
¥49,800(1972年頃)
解説
TTS-2500にキャビネットを装備したアームレスプレイヤーシステム。
ターンテーブル部にはTTS-2500と同等のダイレクト・ドライブ・ターンテーブルを採用しています。
ダイレクトドライブ方式ではモーターの軸がそのままターンテーブルなため、レコードの回転以上に速く回る部分が無く、振動発生の原因がありません。また、モーター・ターンテーブル双方に直結している周波数発電機(FG)により回転状態を常に監視しており、規定の回転数を保つサーボ機構によってワウ・フラッターを低減しています。
モーターにはTTS-4000と同じACサーボモーターを搭載しており、エディーカレント(過電流)の原理を応用することで、原理的に不連続なトルクを発生させず、なめらかな回転を実現しています。
さらに、サーボ回路には専用ICを採用することで信頼性を高めています。
大型ネオン管によるストロボスコープを搭載しています。
アームボード部がキャビネットから独立しているため、アームの取替えが簡単に行えます。
また、別売りで交換用アームボードがありました。
キャビネットはウォルナット仕上げで、外部振動を吸収するために特殊ショック・アブソーバーを内蔵しています。
また、着脱可能なアクリル製ダストカバーはフリーストップ設計となっています。
機種の定格
| 型式 | アームレスプレイヤーシステム |
| <ターンテーブル部> | |
| ターンテーブル | 31cmアルミダイキャスト、1.5kg |
| モーター | ACサーボモーター |
| 駆動方式 | ダイレクトドライブ |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm |
| 速度調節範囲 | ±4% |
| 起動特性 | 3/4回転以内(33・1/3rpm) |
| ワウフラッター | 0.04%WRMS以内 |
| SN比 | 58dB以上 |
| <トーンアーム部> | |
| アームボード寸法 | 幅120x奥行363x厚さ12mm |
| <総合> | |
| 使用半導体 | IC:1個 トランジスタ:6個 ダイオード:11個 |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 14W |
| 外形寸法 | 幅490x高さ185x奥行395mm |
| 重量 | 11kg |
| 付属 | 45回転アダプター ソニーオイル OL-2K シリコンクロス トーンアーム位置出しゲージ |
| 別売 | 交換用アームボード TAC-12(¥800) アーム PUA-1500S(¥19,000) カートリッジ VC-1500E(¥28,500) |