
SONY MXD-D400
¥66,000(2003年発売)
解説
4倍速ダビングやMDLPモードを搭載したCD/MD一体型デッキ
一体型デッキとする事で配線をせずにデジタルからデジタルへの録音を行えます。
ディスク表記時間の2倍/4倍のステレオ録音が行えるMDLPモードを搭載しています。
CDの読み取り速度を高め、信号処理を高速化する事で4倍速でのダビングを実現しています。
曲順をプログラムしての4倍速ダビングも可能です。
MDデッキ部にはATRAC/ATRAC3 DSP Type-Sを搭載しています。
このDSPではATREAC3信号のデコード時にブロックフローティング演算を実行します。この演算では大きいデータを持つブロックはそのまま、小さいデータを持つブロックはブロックごとレベルを一時的に持ち上げて演算します。これにより従来切り捨てられていた微小な音の再生が可能となり、従来モデルに比べて約6dBのノイズ低減を実現しています。
このDSPにはATRAC用DSP Type-Rの演算能力を全て継承しています。
ワイドビットストリームテクノロジーを採用しています。
コアとなるATRAC用のDSPのダイナミックレンジと、デジタルイン・アウトなどの周辺回路のオーディオデータ語長をMD規格の16ビットからより多ビット化し、ダイナミックレンジの広い録音・再生を可能としています。これにより、微小レベルの信号が含まれるWBS対応MDを再生するときに特に効果を発揮します。
さらに、アナログ録音や20ビット出力以上のMDデッキからのデジタルコピー、CDからの録音の場合でもビット数に余裕があるため、より正確なデータ入出力が可能となっています。
CDプレイヤー部ではMP3フォーマットで記録したディスクの再生が可能です。
サンプリングレートコンバーターを搭載しています。
デジタル/アナログRECレベルコントロールを搭載しています。
S.F(Scale Factor)エディット機能を搭載しており、録音済みの曲のレベル揃えが可能です。
また、S.Fエディットではフェードイン/アウトも可能となっており、途中で切れている曲を自然に終わらせたり、フェードインからはじめる編集も可能です。
CDシンクロRECを搭載しています。
CD TEXT(英数)に対応しています。
A/D変換部には24ビットA/Dコンバーター、D/A変換部には24ビットD/Aコンバーターをそれぞれ搭載しています。
MDデッキ部には光デジタル入力端子を装備しています。
タイムマシン6秒REC機能を搭載しています。
ミュージックシンクロ録音機能を搭載しています。
MDデッキ部にピッチコントロール機能を搭載しています。
※ピッチを上げる事はできません
グループ機能を搭載しています。
※MXD-D400ではHCMS(ハイスピードコピーマネージメントシステム)により、4倍速録音開始時から74分以内に同じ曲を再度高速録音する事はできません。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CD/MDデッキ |
D/Aコンバーター | 192kHz/24bitD/Aコンバーター |
<CDプレイヤー部> | |
形式 | コンパクトディスクデジタルオーディオシステム |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
全高調波歪率(JEITA) | 0.005%以下 |
ダイナミックレンジ(JEITA) | 96dB以上 |
ワウ・フラッター(JEITA) | 測定限界(±0.001%W・Peak)以下 |
<MDデッキ部> | |
A/Dコンバーター | 96kHz/24bit |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
ダイナミックレンジ | 96dB以上(再生時) |
SN比 | 96dB以上(再生時) |
全高調波歪率 | 0.005%以下(再生時) |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%W・Peak)以下(再生時) |
入力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 |
<その他> | |
デジタル出力 | 光-18dBm(発光波長660nm) |
アナログ出力 | 固定:2Vrms ヘッドホン:10mW(32Ω負荷) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 15W |
外形寸法 | 幅430x高さ108x奥行399mm |
重量 | 約5.4kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D54J オーディオケーブル(1m)x2 |