SONY MXD-D1
¥77,000(1996年発売)
解説
MDデッキとCDプレイヤーが一体化したCD/MDデッキ。
ワンタッチでCDシンクロ録音が可能です。
また、CD/MDのセレクトボタンの切換えに応じてマルチジョグダイヤルなどの操作も切換り、集中コントロールが可能です。
ライン入力端子やマイク入力端子を搭載しており、CD/ライン/マイクの中から2つのソースを選んでMDへミキシング録音ができます。ミキシングする2つのソースの音量バランスも調整が可能です。
また、ライン入力→MD録音中に、CDを聴くこともできます。
レック・イット機能を搭載しており、CDの再生中にリモコンのREC ITボタンを押すと、自動的に曲の冒頭に戻り、MDへの録音が開始します。1曲の録音が完了するとMDは自動的に停止し、CDは次の曲から再生を続けます。
CDの収録曲の頭の部分だけを次々と再生するミュージックスキャン機能を組み合わせることで選曲→録音が素早く行えます。
ループ機能を搭載しており、CDの再生中に好みのポイントでリモコンのLOOPボタンを押すと、曲の一部のフレーズを繰り返し再生します。ループの長さは5段階まで変える事ができます。
また、ループを繰り返した後、LOOPボタンを押した所から再び曲の再生が始まるNORMALと、ループした時間分進んだポイントからスタートするRHYTHMが選択できます。
この機能はMDへの録音中にも使用できます。
タイムマシン録音機能を搭載しており、録音ポーズ状態でマルチジョグダイヤルを押すと、最大6秒前の音に遡ってディスクに記録されます。
連続した2曲を1曲にするCOMBINE、1曲を2つに分けるDIVIDE、曲順を入れ替えるMOVE、不要な曲を消すERASE、録音した曲を全て消去するALL
ERASEの5種類の編集機能を搭載しています。さらに、直前の操作をやり直しできるUNDO機能を搭載しています。
ディスク名や曲名を付けられるタイトル入力は、英数字や記号のほか、カタカナ文字の入力も可能です。
また、別売りのリモートコマンダーを使用することでダイレクト入力が可能です。
MDデッキ部には、ワイドビットストリーム・テクノロジーを投入することで、よりダイナミックレンジの広い録音・再生を実現しています。また、CDプレイヤー部にはハイブリッド・パルスD/Aコンバーターを搭載しています。
デジタル録音時に曲間を約3秒に揃えるスマートスペース機能を搭載しています。
光デジタル出力端子を搭載しています。
プログラムやリピートなどの機能を搭載しています。
モノラルフォーマットのMDには再生のみ対応しています。
SCMS(シリアルコピーマネージメントシステム)により、デジタル録音は1世代に限り行え、2世代目以降のデジタル録音はできません。
機種の定格
型式 | CD/MDデッキ |
<CDプレイヤー部> | |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
SN比 | 98dB以上 |
全高調波歪率 | 0.005%以下(EIAJ) |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%W・Peak)以下 |
<MDデッキ部> | |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
音声圧縮方式 | ATRAC |
チャンネル数 | 2チャンネル |
録音・再生時間 | 最長74分 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
SN比 | 98dB以上 |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%W・Peak)以下 |
<その他> | |
入力端子 | ライン:1系統 マイク:1系統 |
出力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 ヘッドホン:1系統 |
消費電力 | 24W |
外形寸法 | 幅430x高さ107x奥行280mm |
重量 | 約4.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D12M |