
SONY MDS-S500
¥44,000(2003年11月21日発売)
解説
Net MD規格にも対応したコンパクトサイズのMDデッキ。
Net MD規格に対応しており、インターネットで購入した音楽データや手持ちのCDの曲をMDS-S500に転送して録音する事ができます。
データの転送はMDのSPステレオ録音モード(ATRAC形式)やLPステレオ録音モード(ATRAC3形式)で行う事ができます。また、MP3やWAVe、WMAといった音楽データもATRAC/ATRAC3形式で転送可能となっています。
録音したディスクは手持ちのポータブルMDプレイヤーなどでも再生が可能です。ATRAC3形式で記録されたデータはMDLP対応機器での再生となります。
パソコンとの接続と音楽転送用に、音楽管理・再生ソフトウェアであるSonicStageとUSBケーブルが付属しています。
MDLPモードに対応しており、長時間のステレオ録音・再生に対応しています。
MDLPモードはATRAC3という圧縮技術を採用しており、ディスク表記の時間の2倍および4倍のステレオ録音(再生)が可能となっています。
S.F(Scale Factor)エディット機能を搭載しており、録音済みの曲のレベル揃えが可能です。
また、S.Fエディットではフェードイン/アウトも可能となっており、途中で切れている曲を自然に終わらせたり、フェードインからはじめる編集も可能です。
MDLPモードの再生音質を改善するATRAC/ATRAC3 DSP Type-Sを搭載しています。
このDSPではATREAC3信号のデコード時にブロックフローティング演算を実行します。この演算では大きいデータを持つブロックはそのまま、小さいデータを持つブロックはブロックごとレベルを一時的に持ち上げて演算します。これにより従来切り捨てられていた微小な音の再生が可能となり、従来モデルに比べて約6dBのノイズ低減を実現しています。
このDSPにはATRAC用DSP Type-Rの演算能力を全て継承しています。
ワイドビットストリームテクノロジーを採用しています。
コアとなるATRAC用のDSPのダイナミックレンジと、デジタルイン・アウトなどの周辺回路のオーディオデータ語長をMD規格の16ビットからより多ビット化し、ダイナミックレンジの広い録音・再生を可能としています。これにより、微小レベルの信号が含まれるWBS対応MDを再生するときに特に効果を発揮します。
さらに、アナログ録音や20ビット出力以上のMDデッキからのデジタルコピー、CDからの録音の場合でもビット数に余裕があるため、より正確なデータ入出力が可能となっています。
サンプリングレートコンバーターを搭載しています。
A/D変換部には24ビットA/Dコンバーターを搭載しています。
D/A変換部にはハイブリッドパルスD/Aコンバーターを搭載しています。
デジタル入出力端子として光デジタル端子を装備しています。
タイムマシン6秒REC機能を搭載しています。
ミュージックシンクロ機能を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
A/Dコンバーター | 24bitデルタシグマ |
D/Aコンバーター | ハイブリッドパルスD/Aコンバーター |
音声圧縮方式 | ATRAC/ATRAC3 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
ダイナミックレンジ | 94dB以上(再生時) |
SN比 | 96dB以上(再生時) |
全高調波歪率 | 0.01%以下(再生時) |
ワウ・フラッター | 測定限界(0.001%W・peak)以下 |
入力端子 | ライン:1系統 光デジタル:2系統 |
出力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 ヘッドホン:1系統 |
その他端子 | コントロールAI/AII端子 PC Link端子 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 9W |
外形寸法 | 幅280x高さ82.5x奥行300mm |
重量 | 約2.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D10J ソフトウェア SonicStage 光デジタルケーブル USBケーブル |