SONY MDS-102
¥86,000(1993年11月発売)
解説
MDならではの機能を幅225mmのコンパクトサイズに凝縮したMDデッキ。
マルチジョグダイヤルを装備しており、操作性を向上させています。
このジョグダイヤルにはAMS機能を搭載しており、ジョグダイヤルを回すとミュージックカレンダーの曲番が順番に点滅し、聴きたい曲のところでダイヤルを押すと演奏を開始します。
また、プログラムボタンを押した後に同様の操作で曲の順番を並べ替えられます。
さらに曲名などのタイトル入力や、曲を分けたり移したりするTOC EDITとしても使用できます。
ディスプレイ部に25曲のミュージックカレンダーを搭載しています。
このカレンダーは録音用MDを入れた時はカレンダー枠無しで表示し、再生専用のMDソフトを入れた時はカレンダー枠付きで表示します。
MDならではの編集機能として、Combine、Divide、Move、Erase機能をそれぞれ搭載しています。
ディスクを挿入するだけで電源が入るディスクイン・オートパワー機能を搭載しています。
MDS-102では2つの録音モードを搭載しており、ディスクを入れて録音ボタンを押した際に、冒頭部分から録音するモードと、未録音部分を自動的に探して録音するモードがあります。
この機能はラストモードメモリーにより、次回以降の録音時には一度選択したモードが自動的に選ばれます。
A/D変換部にはオーバーサンプリング・1ビットA/Dコンバーターを採用しています。
また、D/A変換部にはノイズシェイピングデジタルフィルターを搭載したハイブリッド・パルスD/Aコンバーターを搭載しています。
ダイキャストを用いた高信頼・高耐久性のMDメカニズムを採用しています。
マイク入力端子を搭載しています。
ソニーのパーソナルコンポとの組み合わせに使えるオーディオバス端子を搭載しています。
モノラルフォーマットのディスクには対応していません。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
| 型式 | MDデッキ |
| 録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
| 再生方式 | 非接触光学式 |
| レーザー | 半導体レーザー(λ=780nm) |
| 回転数 | 約400rpm~900rpm |
| 符号化方式 | ACIRC(アドバンストクロスインターリーブリードソロモンコード) |
| サンプリング周波数 | 44.1kHz |
| 音声圧縮方式 | ATRAC |
| 変調方式 | EFM(8-14変調) |
| チャンネル数 | 2チャンネル |
| 録音・再生時間 | 最長74分 |
| 周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
| SN比 | 98dB以上 |
| ワウ・フラッター | 測定限界(0.001%W・peak)以下(EIAJ) |
| 入力端子 | ライン:1系統 マイク:1系統(ステレオミニジャック) 光デジタル:1系統(44.1kHzのみ) |
| 出力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 ヘッドホン:1系統(ステレオミニジャック) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 15W |
| 外形寸法 | 幅225x高さ75x奥行295mm |
| 重量 | 約2.8kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン RM-D1M |
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