SONY CDP-M95
¥47,800(1988年発売)
解説
カスタムファイル機能やデジタル出力を搭載したCDプレイヤー。
デジタルフィルターには4倍オーバーサンプリング・デジタルフィルターを搭載しています。
また、D/A変換部にはデュアルD/Aコンバーターを搭載しています。
アナログ回路にはL/R独立ツインモノ構成を採用しています。
電源部には6系統独立電源を採用しており、相互干渉を排除しています。
一体成型モノコックシャーシによって剛性を高めています。
同軸デジタル出力を搭載しています。
新機能としてカスタムファイル機能を搭載しています。
この機能ではディスク1枚ごとにリスナー自身がインプットしたメッセージや演奏情報を最大226タイトル分までCDプレイヤーに記憶させることができます。そして、ディスクを入れ替えるたびにどのディスクか自動的に識別してメモリーを呼び出し、ディスク個別のメッセージを表示したり演奏情報どおりの再生が行えます。
カスタムファイルはディスク・メモ、カスタム・インデックス、プログラム・バンクという3つの機能があり、ディスクメモと、カスタムインデックスまたはプログラムバンクのいずれかをファイルできます。
ディスク・メモはディスクごとに最大10文字まで自分だけのメッセージをインプットできます。
カスタム・インデックスはディスク1枚につき最大6ポイントのインデックスを自由に設定できます。インデックスの設定は再生中にFILEボタンを押してポイントを指定します。
プログラム・バンクは最大20曲までのプログラム演奏機能を記憶することができます。
メモリーバックアップによって電源OFF時も記憶内容は保持されます。
プログラムエディット機能を搭載しており、テープA/B面ごとの編集プログラムを1度に行えます。
好きな曲だけでシャッフル再生ができるデリートシャッフル機能を搭載しています。
最大20曲のプログラム(RMS)機能を搭載しています。
1曲/全曲/部分(リモコンのみ)/プログラム/シャッフル/カスタムインデックスの6モードリピートを搭載しています。
次の次のプログラム演奏曲まで分かるネクスト表示付きのタイムキーパー機能を搭載しています。
オートスペース/オートポーズ機能を搭載しています。
インデックスサーチを搭載しています。
ソニーのデッキとの接続を簡単に行えるシンクロ端子を搭載しています。
ボリューム付きヘッドホン端子を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
読取り方式 | 非接触光学読取り(半導体レーザー使用) |
レーザー | GaAlAsダブルヘテロダイオード |
回転数 | 200~500rpm(CLV) |
演奏速度 | 1.2m/s~1.4m/s(一定) |
エラー訂正方式 | ソニースーパーストラテジー (クロスインターリーブ・リードソロモンコード) |
チャンネル数 | 2チャンネル |
周波数特性 | 2Hz~20kHz ±0.3dB |
全高調波歪率 | 0.003%以下(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 95dB以上(EIAJ) |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ) |
出力レベル | 2Vrms(MSB、Fixed) |
デジタル出力 | Coaxial:0.5Vp-p/75Ω |
ヘッドホン出力レベル | 15mW(32Ω) |
消費電力 | 9W |
外形寸法 | 幅355x高さ95x奥行310mm |
重量 | 約4.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D600 |