SONY CDP-5000S
※受注生産品
¥1,800,000(1983年6月21日発売)
解説
ソニーの業務用CDプレイヤーであるCDP-5000を民生用にモディファイしたCDプレイヤー。
CDP-5000Sではより音楽的表現力の豊かな音質を得るため、吟味・厳選した部品や配線材を仕様しています。
また、電気用品取締法に定められた安全規格に適合する電源部を使用しています。
CDをプレイヤー部に装着し、各種の操作はプレイヤー部には手を触れずにコントロール部で一括して行うため、スタート時のモニターチェックが容易となっており、迅速かつ正確な再生スタートが可能です。
また、テンキーやサーチダイヤルによりオーディオ信号の任意のアドレスを13.3/1000秒(1フレーム)の高精度で頭出しができます。さらにリモートコントロールなど従来のアナログディスクプレイヤーに無い機能を搭載しています。
Fast Jump機能とSlow Jump機能を搭載しています。
Fast Jump機能では、サーチダイヤル1回転でCDのデータ検出部を約20~60秒移動でき音声信号のおおよその位置決定が容易に行えます。また、Slow Jump機能ではサーチだやる1回転でCDのデータ検出部を1秒(75フレーム)移動でいます。
高速ランダムアクセス機能を搭載しており、CDのどのアドレスからも最大2秒以内の高速でランダムアクセスが可能です。
表示部ではモードの選択によってCDアドレスの表示や再生中のトラックの残時間を表示できます。
プレモニター機能を搭載しています。
頭出し決定後に同じアドレスからLine outせずにモニターでき、正確な確認が行えます。
誤操作防止機能を搭載しており、Play状態時にはStopボタン以外の指示を受け付けません。
1台1台厳密なチェックを経て出荷されました。
民生用アンプとの接続用にキャノン(バランス型)-RCA(アンバランス)の変換ケーブルが付属しています。
このケーブルには音質を吟味したコネクターと線材を採用しています。
機種の定格
| 型式 | CDプレイヤー |
| 方式 | ソニー・フィリップス方式 |
| 量子化特性 | 16bit、直線量子化 |
| 標本化周波数 | 44.1kHz |
| 誤り訂正符号 | CIRC(冗長度25%) |
| 変調方式 | EFM |
| チャンネル数 | 2チャンネル |
| 再生周波数 | 20Hz~20kHz +0.5 -1.0dB |
| 最大出力レベル | +19dBm |
| ダイナミックレンジ | 94dB以上 |
| 全高調波歪率 | 0.01%以下 |
| ワウ・フラッター | 測定限界以下 |
| アクセスタイム | 最大2秒 |
| 音声立上り時間 | 最大0.3秒 |
| 頭出し精度 | 1Frame(13.3msec.) |
| 残時間精度 | ±1秒 |
| モニター出力レベル | 最大100mW |
| 出力端子 | キャノン XLR-3-32x2 |
| 出力レベル表示 | VUメーター |
| スピーカー出力レベル | 最大1W(L+R) |
| モニター端子 | ステレオBNJ |
| リモートコントロール端子 | 角形12Pコネクター |
| モニター出力インピーダンス | 8~10Ω |
| 動作温度 | 5℃~35℃ |
| 電源 | AC100V 50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 約130W |
| 外形寸法 | 幅500x高さ883x奥行565mm |
| 重量 | 約52kg |