SONY CDP-35
¥54,800(1986年発売)
解説
マルチ機能を搭載したミニコンポサイズの本格派CDプレイヤー。
小型化を成功した新開発ピックアップを搭載しています。
ピックアップのキャップには不要な振動の影響を受け難い素材を仕様しています。また、光学ブロックとディスクテーブルとを分離配置したフローティング構造とし、外部からの振動を抑えています。
光学ブロック・回転系とメイン基板とをシャーシに分離して固定しており、回転系の振動がオーディオ・デジタル回路に与える影響を抑え、共振を排除しています。
アナログ回路はシンプル&ストレート化を徹底した構成としています。さらに、システムコントロール用マイコンをディスプレイ部に一体化し、より純度の高い回路構成を実現しています。
また、デジタル部、アナログ部、電源回路をプリント基板1枚に配置することで配線材の引き回しを大幅に削減しています。
サーボ系、デジタル回路、D/Aコンバーター部などの回路にはLSIを投入しており、デジタル信号の処理をより高精度にシンプル化して忠実度の高い再生を実現しています。
また、基板の位置をシャーシ上下の中間に固定して磁気歪の影響を極力抑えると同時に、オーディオ専用銅箔コンデンサーや非磁性体の無酸素銅ヒートシンク、デジタル・アナログ独立電源回路の電源トランス、無酸素銅電線コードの採用など、高性能パーツを投入することで、ダイナミックレンジなどの特性を改善しています。
最大20曲までのトラックNoをカレンダーのように表示するミュージックカレンダーを搭載しています。
最大20曲までのRMSをはじめ、シャッフルプレイ、曲間を自動的に3秒に整えるオートスペースプレイ、1曲/全曲/A-B間/RMS/シャッフルに対応したリピート機能、2スピードミュージックサーチ、インデックスサーチなどの機能を搭載しています。
リバティ及びセッション対応コントロールS端子、シンクロ端子、サブコード出力端子、非連動アウトレットを搭載しています。
20キー付ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | コンパクト・ディスク・デジタルオーディオシステム |
読取り方式 | 非接触光学読取り(半導体レーザー使用) |
レーザー | GaAlAsダブルヘテロダイオード |
回転数 | 500~200rpm(CLV) |
演奏速度 | 1.2m/s~1.4m/s(一定) |
エラー訂正方式 | ソニースーパーストラテジー (クロスインターリーブ・リードソロモンコード) |
チャンネル数 | 2チャンネル |
複合化 | 16ビット直線 |
周波数特性 | 2Hz~20kHz ±0.5dB |
SN比 | 97dB以上(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 95dB以上(EIAJ) |
全高調波歪率 | 0.004%以下(EIAJ) |
チャンネルセパレーション | 90dB以上(EIAJ) |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%W.PEAK)以下(EIAJ) |
出力レベル | 2Vrms(MSB) |
ヘッドホン出力レベル | 4.5mW/32Ω |
消費電力 | 11W |
外形寸法 | 幅355x高さ80x奥行280mm |
重量 | 3.8kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D100 |