SONY XL-44L
¥19,000(1980年頃)
解説
磁気回路の強化による小型化、ボディ材料の検討、振動系の軽量化などを押し進め、強度を犠牲にすることなく、軽量アームにマッチするカートリッジとして開発されたMCカートリッジ。
アームチュアの動きを効率よく生かすプッシュプル発電という発想のもと、従来の丸いコイルを1回ひねることによって、磁界の中で動くコイルの発電力を2倍にした8の字コイルを採用しています。
ボディの軽量化、小型化を実現するため、磁気回路の効率アップによる小型化を図っています。
熱硬化処理を行ったアルミ合金のテーパータイプ・カンチレバーを採用しています。
機種の定格
| 型式 | MC型カートリッジ |
| 発電方式 | ムービングコイル型 |
| 出力電圧 | 0.3mV(1kHz、5cm/s、45゜) |
| 周波数特性 | 10Hz~40kHz |
| チャンネルセパレーション | 27dB以上(1kHz) |
| チャンネル・バランス | 1.0dB以下(1kHz) |
| 直流抵抗 | 40Ω |
| インピーダンス | 40Ω(1kHz、片ch) |
| 負荷インピーダンス | 40Ω~100kΩ(推奨値100Ω) |
| コンプライアンス | 20x10-6cm/dyne |
| 針圧 | 1.2g~1.8g(推奨値1.5g) |
| 針先形状 | 超楕円ソリッドダイヤモンド針 |
| 自重 | 6.2g |