SONY SEQ-555ES
¥138,000(1984年頃)
解説
自動音場補正機能を搭載し、ワンタッチで音場のリファレンスを創り出す事が可能なグラフィックイコライザー。
付属のマイクロホンと内蔵のピクノイズ・ジェネレーターによってマイク設置箇所の周波数特性を最大16ポイントまで測定し、フラット(平均値)にする自動補正機能を搭載しています。
設定した特性パターンは4タイプまでメモリーが可能で、自分の好みの音質や、ボーカル、ジャズ、ポップスなどジャンル別の音質補正をした特性パターンを4タイプまでメモリーできます。
メモリーはワンタッチで呼び出しが可能です。
リアルタイムアナライザーディスプレイを搭載しており、音場補正時にはマイクロホンが拾った音場の音響エネルギーを、イコライザー補正時にはプログラムソースの左右両チャンネルを一緒にした音響エネルギーを10バンドに分割し、そのレベルをバーグラフに表示します。
表示範囲は-60dB~14dBの13ステップです。
左右独立10バンド電子式イコライザーは、新開発のASP-ICを採用しており、UP-DOWNのボタンを押すだけで正確なイコライジングが可能です。
イコライザーの調整範囲は2dBステップで±12dB、1dBステップで±6dBの2種類を選択可能です。
プロのレコーディングエンジニアによって作られた、ジャンル別イコライザーカーブ3種類と、メカニカルフラットを呼び出せる、4タイプの固定プログラムカーブを搭載しています。
イコライザーカーブの+と−がワンポイントで反転するキャラクタースイッチを搭載しており、ヒスノイズ低減システムとして利用することも可能です。
5系統の入力端子を搭載しており、システムコントローラーとしての使用も可能です。
電源のON/OFF、入力ファンクションの切替え、メモリーの呼び出し、イコライザーレベル、出力レベルの調整が手元で行えます。
機種の定格
型式 | プログラムイコライザー |
入力端子 | MIC、Line、AUXx2、Tapex2 |
出力端子 | Line、Rec Outx2 |
周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -2dB(EQ/Line=全FLAT) |
歪率 | 0.006%(+2.2dBs、1kHz) |
SN比 | 97dB(Aネットワーク、EQ/Line=全FLAT) |
利得 | 0dB |
可変範囲 | ±12dB(2dBステップ)、±6dB(1dBステップ) |
レベルアジャスト調整範囲 | 0dB~-68dB、∞(2dBステップ/マニュアル時) |
自動音場補正測定レベル | 約74dB SPL |
自動音場補正測定時間 | 2秒(L/R共、測定レベル達成後) |
自動音場補正測定回数 | 最大16回まで |
固定メモリー | A:主にリズム音楽用 B:主に女性ボーカル用 C:クラシック・ムードミュージック用 FLAT:EQボリューム全バンドで0dB |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 22W リモコン待機時:7W |
外形寸法 | 幅430x高さ105x奥行275mm |
重量 | 5.2kg |
付属 | マイクロホン ECM-150SEQ マイクスタンド ワイヤレスリモコン |