SONY HA-T50
¥25,000(2個1組、1982年11月21日発売)
解説
アモルファス磁性合金を採用した超小型プラグインタイプの最上位タイプにあたる昇圧トランス。
アンプのフォノMM入力端子に直接差し込んで使用でき、より手軽にMCカートリッジが楽しめます。
U型コアを採用しており、コアの両脚にコイルを配置する事で体積効率が向上し、小型で高性能なトランスを実現しています。
また、U型コアは外部誘導ノイズに対しても打ち消し作用を持っているため、良好なS/N比が得られます。
磁気コアにはアモルファス磁性合金を採用しています。
アモルファス磁性合金はパーマロイに比べて磁化特性の直線性が優れており、また固有電気抵抗が高いなどの特長を持っており、歪率の少ない音質が得られます。このアモルファス磁性合金を交互に積層して磁気コアを構成する事で、小型ながら広帯域にわたって低歪と高品位な音質を確保しています。
コイルの線材には無酸素銅線を採用しています。
3Ω~40Ωのカートリッジに適合するよう設計されています。
機種の定格
型式 | MC用小型昇圧トランス |
周波数特性 | 20Hz~30kHz |
適合カートリッジインピーダンス | 3Ω~40Ω |
負荷抵抗 | 47kΩ |
ゲイン | 26dB(約20倍) |
最大許容入力電圧 | 100mV(50Hz) |
歪率 | 0.004%以下(1kHz) |
外形寸法 | 幅13x高さ13x奥行55mm |
重量 | 20g |