SONY TA-F501
¥89,000(2007年3月10日発売)
解説
フルデジタルアンプ技術をコンパクトサイズにまとめたSystem501シリーズのデジタルアンプ。
アンプ回路にフルデジタルアンプである32ビットS-Master PROを採用しています。
スイッチングドライバーとパワーMOS-FETを直結した新開発のワンチップパワーデバイスを採用しており、クオリティを高めています。
全ての信号回路を1枚の基板上に構成するワンボード方式をメイン基板に採用しており、コネクターを使わずに音質劣化を抑えています。
電源部にはパルス電源を採用しています。
この電源は音響専用に開発したもので、電源供給能力やノイズなどの問題を解消しています。また、電源部をメイン基板の直上に配置した効率的な設計により、よりクリアな音を追求しています。
ヒートシンクには振動に強いブロック型を採用しており、重量によって振動を低減しています。
自動音声補正機能としてDCAC(Digital Cinema Auto Calibration)を搭載しています。
この機能は32ビット浮動小数点型DSPによる機能で、付属マイクを用いて測定を行い、スピーカー設置環境における左右の壁の不揃いなどの影響を補正する事でバランスの良い音場を再現できます。
DCフェーズリニアライザー回路を搭載しています。
S-Master PROには最新型の32ビットタイプを採用しています。このデバイスのはアナログアンプ特有の位相回転を再現するDCフェーズリニアライザー回路を内蔵しており、聴き慣れたアナログアンプのような低域再生を可能にしています。
ボリュームにはパルスハイトボリュームを採用しています。
パルスハイトボリュームはデジタルアンプでの新しい音量調節技術として開発されたものです。この方式はパルスの高さを増減させて音量を調節する方法で、音量を半分に絞る場合はパルスの高さを半分にしています。デジタル領域でデータやパルスの構成を一切操作しないので情報の消失が起きず、-50dB付近の小音量から大音量レベルまでの広い音量範囲で高音質を維持しています。
デジタル入力は96kHz/24bitに対応しています。
また、ドルビーデジタルやDTS、MPEG-2 AACデコーダーを搭載しており、各種サラウンドフォーマットの2ch再生に対応しています。
SCD-X501の基本操作も可能なワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
| 型式 | プリメインアンプ |
| 実用最大出力(JEITA) | 75W+75W(6Ω) |
| 定格出力 | 50W+50W(6Ω) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Line系:150mV/50kΩ |
| 出力レベル/インピーダンス | Rec out:150mV/1kΩ |
| 周波数特性 | アンプ・ブロック部:10Hz~40kHz ±3dB(8Ω) |
| S/N比(入力ショート、A-Fil) | Phono MM:86dB Line系:96dB |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 60W |
| 外形寸法 | 幅280x高さ111x奥行286mm |
| 重量 | 約4.6kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン RM-AAU012 音場補正用マイク |
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