SONY TA-DR1
※受注生産品
¥1,000,000(2003年12月発売)
解説
32ビットS-Master PROを採用したフルデジタルアンプ。
増幅回路にS-Masterから音質を磨き上げた新開発の32ビットS-Master PROを搭載しています。
S-Masterではデジタルオーディオ信号をスピーカーを駆動するためのパワーパルスへダイレクトに変換しています。この方式では従来のアナログアンプでは避けられなかった歪の発生がなく、特性補正のためのフィードバック回路も原理的に必要ないため、ノンフィードバック構成のシンプルかつストレートな信号増幅を可能にしています。さらに、スピーカーからの逆起電力がフィードバック回路に混入して発生する音質への影響も抑えることができ、スピーカの個性に左右されない安定した駆動力を獲得しています。
32ビットS-Master PROでは、32ビット処理のクリーンデータサイクルを搭載しており、入力段でのジッターの発生をさらに減少させ、よりピュアな信号伝送を徹底しています。
ボリューム回路にはS-Master PROのパルスハイトボリュームを採用しています。
この方式はパルスの高さを増減させる事で音量を調節しており、デジタル領域でデータやパルスの構成を操作しないため、情報の消失が無いという特長を持っています。このため小音量から大音量レベルまで広い範囲での高音質を実現しています。
電源部には試聴を繰り返して厳選した大型トロイダル電源トランスを採用しています。
i.LINKデジタル入力端子を装備しており、SCD-DR1などとのデジタル出力が可能です。
さらに、同軸4系統や光1系統、バランスドデジタル1系統などのデジタル入力や、アナログライン入力1系統も装備しています。
シャーシにはアルミ押し出し材を採用しています。
機種の定格
| 型式 | プリメインアンプ |
| 定格出力 | 300W+300W(4Ω) |
| スピーカー適合インピーダンス | 4Ωまたはそれ以上 |
| 全高調波歪率 | 0.15% |
| 周波数特性 | 10Hz~50kHz ±3dB(パワーブロック) |
| S/N比 | 90dB |
| 入力端子 | i.LINK端子(6ピン):1系統 同軸デジタル入力:4系統 光デジタル入力:1系統 バランスドデジタル入力(XLR):1系統 アナログ入力:1系統 |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 350W |
| 外形寸法 | 幅456x高さ125x奥行430mm |
| 重量 | 21.8kg |
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