SONY TA-DB990
¥100,000(2003年8月10日発売)
解説
                    7chパワーアンプやビデオアップコンバーターを搭載したAVアンプ。
                    
                    パワーアンプ部には7ch分のアンプを搭載しています。
                    サラウンドバックに2ch分のアンプを割り当てる事ができ、より余裕を持ったパワーでスピーカーをドライブする事が可能なため、ピーク時の歪の少ないリア音像が得られます。
                    
                    内部構造には新たにマザーボード・コンストラクションを採用しています。
                    この方式ではメインとなる基板の上に入力回路基板などを垂直に構築しており、業務用の機器などで用いられています。この方式では全ての入力が最短経路でパワーアンプ部と接続でき、マルチチャンネルアンプで重要な各チャンネルの信号経路を均一にでき、より高音質な再生を可能にしています。
                    
                    プリアンプ部とパワーアンプ部のグラウンドを独立させたXGROUND方式を採用しています。
                    従来のプリメインアンプにおいてパワーアンプのグラウンド回路は、電源の中性点、パワーアンプの出力側(スピーカーのマイナス側)、シャーシからの基準電位の3つをY型に束ねています。XGROUND方式ではプリアンプ部とパワーアンプ部のグラウンドを独立させており、パワーアンプ部が一つの基準で動作するため安定性が向上しています。
                    これにより立ち上がり時間が500nsec以下という高速性能を獲得しており、セパレーションが良いため、ヌケの良い、スピード感のある音が得られます。
                    
                    
                    従来からのデジタルダウンミックスに加え、アナログダウンミックス機能を搭載しています。
                    デジタルダウンミックスは、デジタル領域でダウンミックスを行った後にD/A変換を行っていました。これに対してアナログダウンミックスはD/A変換後の信号を用いてダウンミックスを行っています。
                    デジタル演算回路では扱える信号レベル幅に限界が数値として厳密にあります。そのため、あらかじめ元の信号をデジタル領域で半分のレベルに圧縮した後に計算を行います。これにより僅かながら音声が狭くなったり、低域の音が硬くなる傾向がありました。また、ランダムな成分で圧縮の影響を受けにくいノイズと、圧縮された信号とのレベル差が少なくなる事でS/N比も悪化します。
                    これに対しアナログ回路ではデジタルのようなクリップするする数値が無いため、デジタルダウンミックスの欠点をカバーする事が可能です。
                    
                    ビデオアップコンバーターを搭載しており、コンポジット入力の映像信号をD映像出力で楽しむ事が可能です。
                    
                    アナログピュアネスコントロールを採用しています。
                    この方式では不要回路をバイパスすると共にその回路の電源部も停止します。これによりアナログ入力の音楽ソースなどをより高音質で楽しむ事が可能です。
                    
                    32ビットDSPを採用しています。
                    
                    マルチチャンネル入力端子を装備しています。
                    
                    イージーセットアップ機能を搭載しています。
                    
                    ワイヤレスリモコンが付属しています。
			
機種の定格
| 型式 | AVアンプ | 
| 映像系機器(音声&映像)入力 | 5系統 | 
| 映像系機器(音声&映像)出力 | 2系統 | 
| 映像モニター出力 | 1系統 | 
| S映像入力 | 4系統 | 
| S映像出力 | 1系統 | 
| S映像モニター出力 | 1系統 | 
| コンポーネント映像入力 | 2系統 | 
| コンポーネント映像出力 | 1系統 | 
| D端子映像入力 | 2系統(D4) | 
| D端子映像出力 | 1系統(D4) | 
| デジタル入力 | 光:3系統 同軸:1系統  | 
                    
| デジタル出力 | 光:1系統 | 
| オーディオ入力 | Phono MM:1系統 Line:3系統 5.1ch入力:1系統  | 
                    
| オーディオ出力 | Rec out:1系統 サブウーファー:1系統 ヘッドホン:1系統  | 
                    
| 実用最大出力(JEITA、6Ω) | フロント:120W+120W センター:120W サラウンド:120W+120W サラウンドバック:120W+120W  | 
                    
| 定格出力(20Hz~20kHz、6Ω) | フロント:90W+90W センター:90W サラウンド:90W+90W サラウンドバック:90W+90W  | 
                    
| スピーカー適合インピーダンス | 6Ωまたはそれ以上 | 
| 全高調波歪率 | フロント:0.09%以下(6Ω負荷、90W+90W、20Hz~20kHz) | 
| 周波数特性 | Line:10Hz~100kHz +0.5 -2dB(サラウンド、EQ全てoff) | 
| SN比(Aネットワーク) | Line:96dB(サラウンド、EQ全てoff) | 
| サラウンドモード | ノーマルサラウンド シネマスタジオEX A/B/C ヘッドホンシアター バーチャルマルチディメンジョン ホール ジャズクラブ ライブコンサート(ライブハウス)  | 
                    
| トーンコントロール | フロントBass:±10dB(100Hz) フロントTreble:±10dB(10kHz)  | 
                    
| ACアウトレット | 連動2系統 | 
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 210W 1W(待機時)  | 
                    
| 外形寸法 | 幅430x高さ161x奥行400mm | 
| 重量 | 約14.5kg | 
| 付属 | ワイヤレスリモコン RM-LG112 | 
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